外国人との言葉の壁を越えたコミュニケーション

これから日本はどんどん外国人の雇用が増えるでしょう。現在既に、建築業界や清掃業界などでは人出が足りずに困っている企業さんが沢山あり、その中には外国人を積極的に雇用している所もだんだんと増えてきました。

これには良い面と難しい面があります。

まず良い面は、とても真面目に、また長期で働く人が多いということ。人種にもよりますがネパールやバングラディッシュ、またタイやベトナムの学生をアルバイトで使ってらっしゃる企業さんは、「いや〜、彼らはよく働いてくれるね」っておっしゃっているケースの方が多い気がします。

はっきり言って日本人アルバイトよりも真面目にしっかりと働きます。

彼らの殆どはしっかりとした目標があって日本に来ています。それは国によって多少目的は異なりますが、彼らの多くは日本語をしっかり勉強して、そして大学に行きその後は日本で就職することを目指しています。

その為に親や、彼らの経費支弁者はとんでもない投資をしています。例えばネパールでは国立大学卒の初任給が大体1〜2万円程度。そんな所得の中で年間200万〜300万円位のお金を日本での在学期間中は使うわけです。

これは私達が毎年、数千万のお金を教育に投資しているのとおなじ感覚です。

この膨大な投資額をペイするために、彼らは早く日本で働き口を見つけて、稼いだ大半のお金を国の経費支弁者に送金するわけです。

こういうものを背負っていますし、さらに彼らは下手なことをするとビザの取り消しを受けて、投資が全て無駄になってしまうので、かなり真剣に人生を考えています。

だから真面目に働くわけです。

 

難しい面といえば、それは我々日本人が外国人とコミュニケーションを取ることに慣れていないことでしょう。全く違う文化背景で育っていますので、日本で言う「常識」は彼らにとっては「非常識」なことも多々あり、またその逆もあります。

そしてもう一つは言葉の壁でしょう。

さっき述べた国の中でベトナム以外はみんな英語を普通に使いこなせます。これは彼らの殆どは高校や大学の授業を英語で受けていたからです。発展途上国の多くの国の言語では、ある程度以上の専門用語は現地語では対応出来ないので英語で授業をやらざる負えない理由などがあります。

日本語の能力はどれだけ勉強したかにもよりますが、始めの1年位はなかなか意思の疎通が日本語だけでは出来ません。

そうなると日本に来てまだわずかの学生はなかなかアルバイトが見つかりませんよね。でも実は結構すぐに見つけちゃいます。そこには言葉の壁を越えたコミュニケーションがあります。本当にコミュニケーション力の高い人は言葉の壁を越えてしまいます。

見よう見まねで次々と行動を起こして、そしてしっかり相手の目を見て本気で意思の疎通を求めてきます。これは日本人にはなかなか出来ないことであり、また私達がこれから多くの外国人と接するにあたって必要な能力なのかも知れません。

 

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Dr.D

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代表発音トレーナードクターDイングリッシュ

英語の「発声」と「リズム」を専門としたオンライン発音トレーナーで「英語の声になれる本(KADOKAWA出版)」の著者。「発声トレーニング」を使った独特の指導法で2011年の開業以来、1500名以上の受講者に対し直接指導を行っている。10回〜20回の指導で英語らしい発音に変える事が出来る。

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