通訳訓練法の一つ、「パラフレージングの練習法」〜簡潔にメリハリをつけて英語が話せる様になる為に〜

通訳の訓練法の一つに、『パラフレージング』という方法があります。

パラフレージングとは、文章を聞いたり読んだりして、同じ内容を、別の言い方に変えてみる訓練法です。
丸暗記して同じ文章を再現する、というトレーニングもありますが、パラフレージングでは、自分が持っている語彙のなかから、別の表現で再現することで、表現力の強化を図るものです。

パラフレージングの典型的な例としては、学生の頃、

The Company invested 100 million yen in the project.

100 million yen was invested in the project by the Company.

のような、ちょっと文として不自然な感じがしますが、能動態を受動態に変えるような練習がありましたよね。

これも、パラフレージングの練習の一つですし、ほかに

"Thank you"に対する返答として、

You are welcome.
Not at all.
My pleasure.

などなど、いろいろ「どういたしまして」にあたる表現に言い換えてみる。これも広義でパラフレージングの練習に当たります。

今日は、もう一歩踏み込んだパラフレージングを紹介したいと思います。

So, I understand that you need a few days to review the plan to see if it will be meeting our proposed schedule.

(では、こちらからご提案したスケジュールに合わせられるか、プランの見直しに2~3日必要との旨、了解いたしました)


前回の記事で、このような表現を例に挙げたのですが、この文章、すらすらと口から出てくるかというと、なかなか難しいですよね。

でも、これならどうでしょう。

Okay, so, you will check the plan.

And you will let us know if you can coordinate your schedule.

Then, we will hear from you in two to three days. Understand!
 

これでもほぼ同じ内容が伝わりますよね。
簡単になっただけでなく、多分、こちらの方が会話としてはもっと自然ではないでしょうか。

同じような方法で、

会社の製品について紹介をするとき

『このような従来のラインアップに加えまして、新たに3モデルを投入することで、製品群の拡充を図りました』

とアピールしたいとします。さあ、どうしましょうか。

このまま忠実に訳して、一文で伝えるのも一考。でも、スラスラ話すときに出てくるかというと、ちょっと大変そうですよね。

そこで、話言葉風に分解して

So, we had these product lines.

And today, we have three more models in addition to them.

That means, there are broader models we can offer.


とてもシンプルですが、メリハリをつけて、リズミカルに話せば、十分にきれいなプレゼンになります。

長い文章を丸暗記して抑揚なく話すより、格段に効果的なコミュニケーションになると思います。

1文当たり1秒~3秒。こんな感じで、リズミカルに話せるようなセンテンスを何種類も作って、声に出して練習してみて下さい。

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Dr.D

Dr.D

代表発音トレーナードクターDイングリッシュ

英語の「発声」と「リズム」を専門としたオンライン発音トレーナーで「英語の声になれる本(KADOKAWA出版)」の著者。「発声トレーニング」を使った独特の指導法で2011年の開業以来、1500名以上の受講者に対し直接指導を行っている。10回〜20回の指導で英語らしい発音に変える事が出来る。

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