「s/sh」を間違うと「彼女から電話があった」が「私と彼女は捕まった」と聞こえる可能性も

発音動画コース

この記事は発音トレーナー認定講座のレポート課題で受講生によって書かれたものです。

「si/shi」の区別があいまいだと起こる問題

英単語には「she/see」の様に「sh」と「s」を区別しなくては違う意味になってしまうものが数多く存在する。

たとえば、「I received her call」が日本語の「シ」として発音されてしまうと、「I and she are caught」の様に聞こえなくもない。※普通はこの場合She and Iという風に言うのでちょっとこじつけ感がありますが・・・

① I reSHeived her call ②I and she are caught

このような発音の問題があると誤解を招くことが多くなるので、そういった意味でも「s/sh」はしっかりと区別して発音されなくてはならない。

では、各子音の発声方法を見ていこう。

[s/z]の発音ポイント

[s]ならびに、その有声音である[z]は、前歯のスキマから息を漏らす。日本語の「す」[su]の音のうち、[u]を発声せずに息だけを漏らし続けると英語の[s]の音になる。

そして、この音を濁らせると[z]の音になる。

[sh/zh]の発音ポイント

[sh]ならびに、その有声音である[zh]は、歯の側面から息を漏らす、あるいは全体的に息を撒き散らすような感覚で発音する。

「すし(寿司)」の[shi]の音のうち、[i]を発声せずに息だけを漏らし続けると英語の[sh]の音になる。この音を濁らせると[zh]の音になる。

これらの子音を発音するときのポイントは、なるべく口周りを柔らかくし、ブレスフローが止まらないようにする事である。全体的にソフトに息をたくさん抜くことを心がける。

特に有声子音[z][zh]の時には、ブレスフローが途切れやすい。そうならないように口周りのポジションをリラックスして緩めると良い。

日本語の濁音よりも歯の隙間を開け、息の通りをよくすることが大事である。また、声はできるだけ張らずに、その分息をたくさん絡めることもポイントとなる。

これらの子音に置ける口周りのポジションとブレスフローを体に覚えこませるためには、それぞれの子音単体での練習に加え、両子音をミックスさせた発声トレーニングが有効である。

その際、ストレスを置く子音は、特にブレスを絡めはっきり際立たせて発音する。逆に、ストレスが乗っていない部分は力を入れずに、そのままの流れで発音する。

例えば、 「See-shi(s) See-shi(s) See-shi(s) See-shi(s) See-shi(s) See-shi(s)」という風に、Seeの[S]にストレスを置く場合はそこにたっぷりとブレスを絡める。

また常に半拍先に[S]のポジション取りをするように(先食いするように)する。

特に、[s]と[sh]の違いを意識しすぎると、両方の発音が混同してしまう。そういう時には、「ストレスが乗っている『子音のみ』に意識」を置きながら発音し、他の部分の口の形などを頭で考えすぎない事で、全体的に迷いなく一息でスムーズに発音できるようになる。

「s/sh」に関する参考動画

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Yukiko Funabashi

Yukiko Funabashi

英語学習コーチ / 講師 / MC(日・英) MC・ナレーターとして約10年のキャリアを積んだ後、語学コーチングスクールに入社、英語学習コーチへ。在籍中7年で、ビジネスパーソンからエグゼクティブまで約4000人の英語力UPをサポート。2017年4月、語学コーチングスクールを退職し独立。 エグゼクティブ・ビジネスパーソンを中心にオーダーメイドの英語学習コーチングを提供する傍ら、講師ほか、MC・ナレーター(日・英)としても活動している。

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