発音練習でリスニング上達
「英語のリスニングが出来るようになりたかったらまず発音を学べ」
という風に最近ではよく言われるようになりました。
確かにそのとおりで、多くの日本人にとってのリスニングの問題は、カタカナ英語でインプットしてしまっているために、期待している音と実際の英語の音が全然違うわけです。
このギャップを埋めることで確かにリスニング力は伸びます。
リズム練習がリスニングに効果的
実際に発音コースを始めてわずか数回で英語が格段に聞き取れるようになった
という事例は沢山あります。
発音トレーニングと言えば、声の出し方、リズムのとり方、子音や母音、イントネーションまで様々ですが、今回の動画では、もっともリスニングに対して即効性のある「英語のリズム」にフォーカスしています。
トランプ大統領の晩餐会スピーチ
先日アメリカからトランプ大統領が来日されて、初日に日本のトップ企業の経営者を集った晩餐会が行われました。
そこでのトランプのスピーチを題材にして英語のリズムを捉える練習をします。
リズム練習の手順
まず始めにスピーチを聴いてもらって、その後にリズムの練習をして、そして最後にまた同じスピーチを聴いてもらい、聴こえ方が変わったかどうか確認する
では冒頭部分だけを流すので聴いて下さい。
日本の中学校で習う程度の簡単な言葉しか使っていないので、本来は誰でも聴き取って理解できるレベルだと思います。
これが聞き取れなかったということは、期待している音と実際の英語の音にギャップがあるということ。
英語はストレス発音
英語のリズムというのは、ストレスによって生まれます。
ここが日本語と大きく違う点で、日本語の場合はシラブル発音といって、全ての音節を大体同じ長さで並べます。
Well, thank you very much(音声は動画を参照)
一方英語は決まったストレスの位置でリズムの重心を取ります。
シャッフルのリズムで英語を捉える
「ターンタ・ターンタ・ターン」のシャッフルのリズムに合わせて練習します。
このシャッフルのリズムで「ターン」と伸ばしている部分が単語のストレス部分にあたります。
例えば「Ambassador」の「ba」の部分をこのリズムに乗せるとこうなります。
ターンタ・ターンタ AmbassadorAmbassador(音声は動画を参照)
Transcript
Well, thank you very much.
We just spent many, many hours on the plane.
You know the flight probably as well as I do.
And here we are.
We just walked off the plane, and here we are,
along with probably 40 of the greatest business leaders in the world.
So thank you very much. Please, sit down.
Thank you, Ambassador Hagerty.
And you’ve been doing a fantastic job.
Everybody is talking about the job.
Do we like the job he’s doing, folks?
And we really have strengthened the enduring alliance
between the United States and Japan; it’s very special.
And the relationship that I have
with Prime Minister Abey is very special.
We greatly appreciate all of your hard work
in organizing this wonderful event.
And, Mrs. Hagerty, thank you very much.
Fantastic job. Thank you.
これを練習した後にもう一度彼のスピーチを聞いてみて下さい。
リズムが安定して発音出来ていた人は、これだけでずいぶんと聞きやすくなっているはずです。
これが英語のリズムを捉えるとリスニングが出来るようになるということです。
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