今回のテーマ
今回の動画のテーマは、「英語は声が出なくても話せる言語である」という、ちょっと大げさなタイトルでお届けします。
風邪を引いて声が出なくなる
実は先日風邪をひきまして声がほとんど出なくなるという経験をしました。
普通に声を出そうとしてもかすれて何も出てこない状態で、何とか出せたのは「Vocal Fry」という低音のガラガラ声だけです。
通常通り発音レッスンもあったので、その状態でもレッスンを行ったのですが、
まぁ何が辛いって、説明で日本語を話すのがものすごく大変でした。
英語は声が出なくても発音できた
しかし英語はそれに比べてかなり楽に出せたので、ちょっと自分でもびっくりしました。
これによって実感出来たのは、英語って喉にほとんど負担をかけずに話せる言語なんだなってことです。
どんなに声が死んでしまっても息は吐き出せるわけです。
その息に子音をしっかり絡めて、あとは少しの響きさえ出せれば十分成り立つのです。
日本語のほうが喉の負担が大きい
この点において日本語は母音中心の言語なので、ある程度しっかり声が無いと聴きづらい。
例えばネイティブのお年寄りで声がガサガサでほとんど出ていない人っていますよね。
こんな感じの声です。(音声は動画参照)
Hey. How are you doing? Can I get a cup of coffee?
これくらい声が死んでいても、発音はちゃんとなりたっちゃうわけです。
英語は息で作る言語
要するに何が言いたいかというと、英語発音の本質は息で発音することだということです。
息の流れによって出来る子音が発音全体の輪郭をつくり、母音はストレスを中心に喉を軽く鳴らす様な感じ。
日本語が母音中心の言語なので、どうしても母音の正確さみたいなところにこだわってしまいがちですが、むしろ日本人に足りないのは息で作る発音感覚なんじゃないかと思います。
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