もうすぐ年末年始ですね。久しぶりの海外旅行へ行かれる方も多いのではないでしょうか?
旅行の最初の難関といえば、そう、**「入国審査(Immigration)」**です。
「ただでさえ英語に自信がないのに、あの独特の空気感が苦手…」 「何度も聞き返されてパニックになったことがある…」
そんな経験はありませんか? アメリカの入国審査官の、あのちょっと高圧的な雰囲気。私も昔は苦手でした。 緊張している上に、相手の早口や訛りで英語が聞き取れない。こちらの発音が伝わらずに何度も聞き返され、さらに相手がイライラし始める…。こうなると、もう「日本に帰りたい(泣)」ってなりますよね。
でも、大丈夫です。 実は、入国審査で聞かれることは決まっています。
今回は、アメリカの入国審査で**「絶対に聞かれる5大質問」と、それを一発で通すための「発音攻略法」**を徹底解説します。 これを読んで予習しておけば、自信を持って堂々と審査をパスできるようになりますよ!
目次
まずは準備運動:英語は「喉」で話す
具体的なフレーズに入る前に、少しだけ発声のウォーミングアップをしましょう。 英語が通じない最大の原因は、**「声の響き」**が違うからです。日本語のような口先だけの発声ではなく、喉の奥を響かせる感覚を掴みましょう。
- あくびをするように喉の奥を大きく広げます。
- その状態で、喉をリラックスさせて息を流しながら声を出します。
- Warm-up:
hah~hah~hah~hi(Hi. How are you doing?) - Warm-up:
mah~mah~mah monitor(Look at the monitor.)
喉がリラックスして開いた感覚は掴めましたか? この「喉の響き」と「息の流れ」を意識しながら、本番のフレーズ練習に入りましょう!
完全攻略!入国審査の「5大質問」と回答
入国審査で聞かれるポイントは、主に以下の5つです。
- 渡航目的 (Purpose)
- 滞在期間 (Duration)
- 滞在先 (Accommodation)
- 帰りのチケット (Return Tickets)
- 追加質問 (Others)
それぞれの質問パターンと、ネイティブに伝わる発音のコツ(音の繋がりやリズム)を見ていきましょう。
① 渡航目的 (Purpose)
一番最初に聞かれるド定番の質問です。
Q:旅の目的は?
What’s the purpose of your visit? 発音:/Wuts-tha Pur pus uv-yor Vi sit?/
- コツ:
Pur(目的) とVi(訪問) の部分を特に長く伸ばして強調(ストレス)します。what’s theやof yourは弱く、つなげるように発音するのがポイントです。
A:観光/休暇です
For pleasure. / On vacation. 発音:/fer Ple zher/ , /on vei Kei shun/
- コツ: ストレスのある箇所(Ple / Kei)をはっきり伸ばし、それ以外は脱力してメリハリをつけましょう。
- ⚠️注意点: 余計なことは言わず、聞かれたことに対して最低限の単語で返すのが鉄則です。長々と話すと怪しまれるきっかけになります。
【その他のパターン】
- Q: Business or pleasure?(仕事?遊び?)
- A: On business.(仕事です)
- Q: What brings you to the US?(来た理由は?)
- A: Just transit to Toronto.(トロントへの乗り継ぎです)
- ※乗り継ぎでも一度入国扱いになるのでESTA申請は必須です。
② 滞在期間 (Duration)
Q:どのくらい滞在しますか?
How long are you staying? 発音:/hau Lahng-ar yoo Steing?/
- コツ:
longとareが繋がるように発音します。
A:5日間です
For 5 days. 発音:/fer Faiv Deiz/
- コツ:
forは軽く添えるだけ。数字のFiveをしっかりと発音します。
【その他のパターン】
- Q: When do you return back?(いつ帰る?)
- A: January 6th.(1月6日です)
- ※
sixthのthは、最後に舌で軽くタッチする程度でOK。
③ 滞在先 (Accommodation)
Q:どこに泊まりますか?
Where are you staying? 発音:/Weir yu Steing?/
A:マンハッタンのウォルドフ・アストリアです。
We are staying at Waldorf Astoria in Manhattan. 発音:/wir Steing-a(t) Wol duf us Tah nia in men Ha(t) un/
- ⚠️注意点: 「ヒルトン」や「マリオット」だけでなく、**「どこの(都市名・エリア)」**ホテルなのか、またホテル名も具体的に答えましょう。
【友人宅などに泊まる場合】
- Q: What is the address where you will be staying?(宿泊先の住所は?)
- A: Here it is.(メモを渡す)
- 友人や家族の家に泊まると伝えると、必ず住所を聞かれます。口頭で伝えるより、住所を書いたメモやスマホの画面を見せて
Here it is.と言うのが一番スムーズです。
- 友人や家族の家に泊まると伝えると、必ず住所を聞かれます。口頭で伝えるより、住所を書いたメモやスマホの画面を見せて
④ 帰りのチケット (Return Tickets)
不法滞在を防ぐため、帰る意思があるかを確認されます。
Q:帰りの航空券は持っていますか?
Do you have your return tickets? 発音:/Doo yu hav yor ri Turn Ti kets?/
A:はい、これです。(Eチケットを見せる)
Here they are. 発音:/Heer thei Ar/
【チケットを持っていない場合】
- Q: How much cash do you have with you?(現金はいくら持ってる?)
- ※帰りのチケットがない=不法就労の疑いを持たれるため、十分な資金があるか聞かれます。
- A: We have about 2,000 USD in cash and a credit card.
- (現金2千ドルとクレジットカードがあります)
⑤ 追加質問 (Others)
Q:職業は何ですか?
What is your occupation? 発音:/Wuh deez yor Ah kyu Pei shun?/
A:営業職です/エンジニアです
I’m in sales. / I’m an engineer. 発音:/Ai min Seils/ , /Ai mun-en ji Neer/
- コツ: 英語では
Office worker(会社員)という曖昧な表現はあまり使いません。「何をしている人か」を具体的に答えましょう。
Q:過去6ヶ月で他の国に行きましたか?
Have you been to any other countries in the last 6 months?
A:4ヶ月前に全員で中国へ1週間行きました。
We all went to China 4 months ago, for a week.
最後の仕上げ:指紋採取と写真
質疑応答が終わると、最後に指紋と顔写真の登録があります。
- Right four fingers.(右手の指4本を置いて)
- 発音:/Rai(t) For Fin gerz/
- Look at the camera.(カメラを見て)
- 発音:/Loo ka tha Kam ra/
ここまで出来れば、入国審査は完了です!
まとめ:自信を持って旅を楽しもう!
お疲れ様でした! 今回紹介した「5つのポイント」と「発音」さえ押さえておけば、高圧的な審査官の前でもビビる必要はありません。 文字を見るだけでなく、ぜひ実際に声に出して、**「喉の響き」**を意識しながら練習してみてください。
私たち家族も年始に台湾に行く予定です。やっぱり寒い時期は暖かいところがいいですよね! 皆さんも、準備を万全にして、素敵な海外旅行を楽しんできてくださいね。
Have a safe trip! See you!
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