【入門】子音の仕組みを完全理解!子音はグループごとに共通点がある

こんにちは、ドクターDです。

「英語の子音、なんとなく雰囲気で発音していませんか?」

今回は、これまで子音の発音を適当にやっていたという人が、その仕組みを完全に理解し、自信を持って発音できるようになるためのガイドをお届けします

この記事で扱う単語や例文は、大体英検3級程度の難易度です 。仕組みをシンプルに把握して、英語らしいキレのある音を手に入れましょう。


1. 子音の役割:音の「輪郭」を作るドラム

発音には「子音」と「母音」の2種類があります

  • 子音: 「息」で作る音。リズム隊でいうとドラム(音の輪郭)
  • 母音: 「声」そのもの。リズム隊でいうとベース(音色)

英語の発音は、基本的に**「子音+母音+子音」**という組み合わせで一つの塊を作っています 。例えば、”have” なら「H(息)+A(声)+V(息)」という構造です 。この子音の役割を理解するだけで、発音はぐっとネイティブに近づきます。


2. 子音を5つのグループで捉える

英語の子音(約24種類)は、音の特徴ごとに5つのグループに分けると非常に理解しやすくなります

  1. 摩擦音(Fricatives): 息を擦らせる音(s, sh, f, th, h) 。
  2. 破裂音(Plosives): 息を一度止めてから弾く音(t, p, k, ch) 。
  3. 鼻音(Nasals): 鼻から抜く音(m, n, ng) 。
  4. 側音(Lateral): Lの発音。舌の両脇から音を漏らす 。
  5. 半母音(Semivowels): 唸り声を伴う音(r, w, y)。母音に混じりやすいためこう呼ばれます 。

3. 「無声音」と「有声音」の意外な関係

摩擦音と破裂音には、**「無声音(息だけ)」「有声音(声を乗せる)」**のペアがあります

ここで重要なのは、**「発音の方法(口の形や息の出し方)は全く同じ」**で、声を乗せるか乗せないかの違いだけ、という点です

注意点: 日本語の「清音」と「濁音」の関係(例:ハ→バ)とは異なります。日本語の「ハ」は唇が当たりませんが、「バ」は当たりますよね。しかし、英語の “P” と “B” は、どちらも「唇を閉じて弾く」という動作は全く同じなのです


4. グループ別・発音練習のコツ

① 摩擦音:息を止めずに擦り続ける

  • s / z: 歯に対して息を当て続ける。口を動かさず、ふわっとしたポジションで 。
    • 練習:pronunciation / magazine
  • f / v: 上の前歯と下唇の「裏側」の隙間から息を漏らす。下唇の表面を強く噛みすぎると息が止まるので注意 。
    • 練習:physical / believe
  • th / th: 前歯と舌の表面の隙間から息を「すーっ」と外へ逃がすイメージ 。
    • 練習:theory / although

② 破裂音:1回しっかり息を「堰き止める」

日本語のパピプペポとの最大の違いは、**「弾く前に息をしっかり止める動作」**が入ることです

  • p / b: 唇を閉じ、圧を溜めてから弾く 。
  • k / g: 喉の開閉で音を作る。いきなり「カ」と言わずに、喉で息を止めてから弾く 。
  • 語尾の破裂音: 語尾に来るときは、強く弾かず「軽くその位置に添えるだけ(ミュート)」にするのが英語らしく聞こえるコツです 。

③ 鼻音:口を完全にブロックして鼻に響かせる

  • m / n / ng: 共通点は、口からの息を完全に止めること 。いきなり母音に行かず、少し「ふんー」と鼻に響かせてから次の音へつなげると粘り気のある良い音になります 。

④ 側音 (L):舌の「側面」から漏れる音

Lの本質は、弾くことではなく、舌の側面から「うー」と息と声が漏れることです

  • Clear L: 母音の前にある時(弾く) 。
  • Dark L: 母音の後にある時。下は完全に当てなくてもOK。口を絞って「オ」に近いニュアンスを出す 。

⑤ 半母音:喉の奥で「唸る」

  • r: 舌を奥に引き、喉をブロックして音をこもらせる(唸り声) 。
  • w: 口をしっかりすぼめて、唸りながら母音につなげる。”wood” などの場合、最初に「うー」という唸りが入らないと、単なる母音の「ウ」になってしまいます 。
  • y: 実は少し摩擦を伴います。日本語の「イエス」ではなく、喉を絞った唸りから入る “Yes” を意識しましょう 。

5. 仕上げの早口言葉(Tongue twisters)

子音の組み合わせに慣れるためのトレーニングです。**「一息で」**言えるようになるまで練習してください

  1. [s/sh] Sam’s shop sells short silk shirts.
  2. [l/r] Rarely Larry really loves lonely rivers.
  3. [ng] Strong kings bring long rings, singing songs along.

仕組みがイメージできたら、あとは練習を繰り返して、それを**「体で得る(も得する)」**ことが大切です 。仕組みを知るだけでは意味がありません。何度もエクササイズを繰り返して、英語の筋肉を鍛えていきましょう。

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About Dr.D 666 Articles
ドクターDイングリッシュの創立者。元プロミュージシャンで英語ボイトレ講師を経て2011年に発音スクール設立。YouTuber歴10年以上。日本の英語教育に発音を普及させるミッションを掲げ邁進中。淡路島で外国人専用Fishing Charterのオーナー船長も務める。

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