リンキングとは?
リンキングは単語同士がつながる現象のこと
例えば、It’sーalways there
英語は喉を閉めずに常に息を漏らしながらフレーズ全体を発音し、そうすると自然とフレーズ内の単語同士がつながるわけです。
しかし場合によってわざとリンキングさせないことで、その単語を強調させることもある。
例えば、It’s always thereを発音する場合、通常は「ih-tsal-weiz」とつながるが、「its-AL-weiz」のように意図的に切って発音することで「always」をより強調するという働きをします。
リンキングの代表的な例
リンキングの代表的な例として、
・子音と母音のリンク
It’sーalways there
・子音と子音のリンク
I’ll checkーthat later
・母音同士のリンク
Threeーand a half years ago
などがあります。
これら全ての目的は同じ、音がなめらかにつながれば良いわけです。
子音同士のリンキング
それでは今回の質問の「子音と子音のリンキング」に焦点を当ててお話します。
「全ての子音がリンキングするわけではないかと思いますが、リンキングしやすい子音、というのがあれば教えて欲しいです」ということでした。
まず子音同士のリンキングの基本的な構造はこうです。
英語の音節はおおよそ「子音+母音+子音」で構成されています。
例えば、check pleaseというフレーズでもこのような構成です。
子音(ch)-母音(e)-子音(ck)
子音(pl)-母音(ea)-子音(z)
単語をつなぐ際に子音同士がぶつかると音がなめらかに流れません。
なのでどうしているかというと、音節末の子音をミュートして音節頭の子音を弾くことで、音がぶつからないようにしているわけです。
この場合だと「子音(ck)」をミュートして「子音(pl)」を弾いているといった感じです。しかし子音にはいくつかの異なる種類があり、それぞれによってミュートの仕方はことなります。
簡単に分けると子音の種類は次のように分けられます。そしてそれぞれで語尾のミュートの仕方に特徴があります。
子音の種類別リンキング
摩擦音:Fish market, Use them
破裂音:Tech company, Tag them
ハミング:I’m good
側音:Little bit
半母音:Rear bumper
また、Would you などの、yとリンキングする場合は、子音+母音のリンキングと同じように同化させます。
しかし重要なのは、このような理論は後付であるということです。
リンキングはなめらかにフレーズをつないだ結果起こる自然現象、なのでちゃんと音が流れていれば問題ないわけです。
音がどうしても途切れてしまって、フレーズがうまく流れないときに、こういった理論を利用して問題を解決すればいいということです。
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