ワーホリで語学学校へ行かずに初めから働くという選択<その4>

こんにちは。英語発音トレーナーのDr.Dです。今回は僕がワーホリ(ワーキングホリデー)でカナダに行った時のことを書いてみたいと思います。特に僕自信がそうであったように、ワーホリで語学学校へ行かずに最初から働きたいと考えている方に何かしらのヒントになればと思います。

カナダのフランス語圏へ旅行へ行く

カナダへ来て2週間、当面の住処となるシェアハウスも無事見つかり、後はそろそろ仕事を探さなくてはなりません。入居時に家賃をデポジットと合わせて2ヶ月分払ったので、段々残金が心もとなくなってきました。

しかしBackpacker’s Hostelに泊まっていた時のスイス人に誘われて、合計4人でモントリール&ケベック旅行に行くことになりました。まずはトロントのダウンタウンから出ているバスでモントリオールまで6時間程度。更にモントリオールからケベックまではバスで2時間程度。帰りは8時間。5日ほどの旅を楽しみました。

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ここはカナダでも英語ではなくフランス語圏。古いフランスにタイムスリップした様な気分を味わうことが出来ました。彼らが話すフランス語はちょっと古いタイプのものらしく、日本語で言うと、「吾輩は・・・でござる」とか言っているのと同じ感じらしい。一度そんな日本語を話す地域にも行ってみたいものです(*^^*)

Rue Saint-Louis in the Upper Town area of historic Old Quebec, Quebec City, Quebec, Canada
Rue Saint-Louis in the Upper Town area of historic Old Quebec, Quebec City, Quebec, Canada

ちなみにパラオ諸島のある部分は日本語が公用語として使われているらしいのですが、どんな日本語を使っているのかは聞いたことがないので、もしかしてこれと似た感じなのかなとか思いました。

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ついにカナダ、トロントで仕事探し

トロントに戻ってきた頃には来月の家賃を払えるかどうか・・・という残金になっていたので、大至急仕事探しを始めました!

ギターが弾けたので、まずは楽器屋さんで働ければいいなーと思って色々あたっていたのですが、まぁ当時そんなに英語が上手ではなかったので尽く断られました。

多分この時の英語力は知識レベルはTOEIC800点くらい、ただある程度の発音力があったので日常会話くらいならまぁまぁ成り立っていたという程度です。ただ結構ブロークンでした。語学学校で半年英語を勉強した後のメキシコ人という感じでしょうか。

とりあえず街中をぶらぶら歩いて、Hiringの張り紙を写真に収め、あとで帰ってからまとめて電話をかけて面接の約束をとるという感じでやってみました。結局一日で決まりました。

行き着いたのがダウンタウンにある中国人が経営するスーパー。電話をかけて面接の約束をし、その日の夜その場で採用になりました。時給8ドル(当時のレートで1000円弱ほど)です。

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しかし問題は給料はすぐには支払われないため、来月の家賃がヤバイ!なのでトロントの日本人コミュニティーサイトの掲示板に「あの”永遠の一秒”を歌う田村直美のギタリストが直接ギターを教えます」と「あの”さかなクン”のデビュー曲を作曲したプロシンガーが歌を教えます」の二つの投稿をしました。一緒に仕事をさせてもらっていた有名人を思いっきり利用して(笑)一週間のうちに生徒が10人ほど集まりました。

これでなんとか当面の生活はしのげました。ちなみにこの頃の生徒とは今でも友達付き合いしている人が結構います。そしてこれがキッカケでまた色々と友人関係が増え、後にトロント在住の日本人の中では伝説?となる路上バンド”More than words”に加入することになりました。

今回はこの辺りで筆を置きます。次回はそのスーパーでの仕事や路上バンドについて書きたいと思います。

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About Dr.D 605 Articles
ドクターDイングリッシュの創立者。元プロミュージシャンで英語ボイトレ講師を経て2011年に発音スクール設立。YouTuber歴10年以上。日本の英語教育に発音を普及させるミッションを掲げ邁進中。淡路島で外国人専用Fishing Charterのオーナー船長も務める。

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