面白いものを見つけてしまいましたのでシェアしたいと思います。一般的な塾の英語講師は英語が実際にどの位話せるのかを検証した番組です。
まず結果として誰ひとりとしてまともに質問に答えることすら出来ませんでした。英語を教えて25年にもなる方でも「どの野菜が好きか?」という簡単な質問にも答えられません。
ましてや”Hi Pleasure to meet you”という挨拶に対してちゃんと返せた人は誰一人おりませんでした。せめて”You too”とくらいは返して欲しかったですが。いきなりで緊張して固まってしまったというのもありますが、かなり残念な結果です。
なぜ日本では英語を話せない人が英語を教えているのか?
これ事態ありえないことのように思えます。しかし一般的な英語講師、また英語教師は話すことを目的としない英語にしか触れてきていないからです。更に言うと日本の英語教育そのものがずっとそうだったからです。
ですので一般的には英語である程度会話がスムーズに成り立つ人は海外経験が長い人です。国内だけで勉強してスムーズに話せるようになった人はかなりの努力家であり少数派というのが現実です。
では何故、このような英語の挨拶もままならない人が英語を教えているのか?それは生徒にとって必要な英語力とは会話力ではなく、入試にパスする事だからです。彼らはその問題を解くコツを教えるプロなのです。
車の運転が出来ない人が教習所で学科を教えているという感じでしょうか。ルールや理屈は詳しいが実戦力が無い。しかし入試や入社で有利になるTOEICに必要なのは実戦力ではなくルールや理屈です。
英語の知識はあるが話すとカタコトになってしまう人の特徴
ここに出演されていた方たちに共通するのは、ある程度ボキャブラリ知識があるので英語は何とか単語をピックアップして聞き取ってはいるが、その直後言葉が出てこずに固まってしまっていること。全員日本語に置き換えてから言葉を理解し、日本語で返す言葉を考えてそれを英語に直して話そうとしている様です。
そして相手のスピード感に飲まれてしまって、同じテンポで出てくる言葉は「簡単な単語のみ」ということになってしまいます。要するに言葉はある程度浮かんでいたとしてもスムーズに発音できない、また音で覚えていないので発音出来ないというわけです。これが挨拶を瞬時に返せない理由です。
発音を知ればカタコトでは無くなる
そういう人ほど発音のトレーニングが必要です。何故かと言うと「音で英語を覚える」為にもまずは英語がどの様に発音されているのかを知る必要があるからです。そうじゃないと無意識に日本語の音に置き換えて英語を覚えてしまいます。それではまともなインプットにはなりません。
英語が話せるようになるためには話すためのインプットが必要なのです。本来は文法よりももっと基礎的なことなのですが、ここが欠落しているため、どんなに英語の知識があってもカタコトでしか話せません。
「英語の音」を知り、インプットの方法を変えることで今までの知識を活かしたまま話せるようになってきます。
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