無駄な動きを控える
今回は「英語の発音に口の形は関係ない」、大げさに口を動かしてもあんまり意味がないという話をちょっとしてみたいと思います。
まず、ネイティブの口は実はあまり動いていないのが洋画や海外ドラマを観ると分かるかと思います。
今日のポイントは「口の無駄な動きをやめないと滑らかに発音できない」ということです。
出来るだけ最小限の動きで音を出せる様にしていったほうが、英語らしいスムーズに流れる発音になります。
母音は喉の共鳴音
特に母音に関しては口の動きは関係ありません。大事なのは「声の響かせ方」です。
日本人にとっては「ah(father), ae(apple), uh(up)」の3つの母音さえ押さえておけば大丈夫です。
あとは「喉の奥で響かせる」英語らしい声の出し方さえ出来れば問題ありません。
どうして母音の発音に口の形が関係ないかという理由ですが、まず母音が作られる声の仕組みは以下の通りです。
母音の作られ方
1.息が声帯に絡むことで声が作られる
2.声が声門を通過するときに母音が作られる
なので口をどの様に動かそうが、その前に母音の共鳴は出来ちゃっているわけです。
要するに母音は声門の形に一番影響を受けるわけです。声門とは「喉」の事です。もっと正確には軟口蓋と舌の付け根の間です。
母音のコントロール
喉の形をコントロールする事で母音の響きを変えることが出来ます。声門の形は舌の付け根を上げたり、下げたりする事で変わります。
Apple /ae/の時は、舌の付け根を持ち上げて声門を潰す
Father /ah/の時は、舌の付け根を押し下げて声門を開く
Up /uh/の時は、咳をする様にそのまま短く声を漏らす
この様なアプローチで母音を捉えると、もっとはっきりとした英語らしい深い響きの母音になります。
Leave a Reply