Want toは/wanna/だがWanted toが/waneda/となるのは意外と知らない

「want to」が/wanna/と発音されるのは、英語が好きな人であれば誰でも知っていたりしますが、「wanted to」が同じように/waneda/と発音されるというのは知らない人が意外と多い印象です。

これは以下の2つの点から音が変化しています。

1.Flap T

Flap TというのはTがつながる時に変化する音のことです。特に有声音に挟まれたTが濁り、Dや「ら行」、またNの直後では「な行」のニュアンスで発音されます。

なので「wanted」だと、/wa-ned/のようになります。

2.あいまい母音

英語には「あいまい母音」と呼ばれる母音の省略が存在します。たとえ発音記号では/ae/となっていてもストレスを置かない場合は、あいまいか化し、/uh/のようにボソッと短く発音されます。

なので「wanted to」の「to」などの機能語は通常フレーズ内ではストレスが置かれないので、/duh/や「るっ」のように短くボソッと発音されます。

その結果「wanted to」がフレーズの中では/waneda/のように発音されるわけです。

Dr.D通信

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ドクターDイングリッシュの創立者。元プロミュージシャンで英語ボイトレ講師を経て2011年に発音スクール設立。YouTubeでは古株英語系YouTuberの一人だが登録者数はイマイチ伸びず未だ7.5万人(2022年時点)。趣味はカヤックフィッシングで連日大物を釣り上げ冷凍庫は常に魚でいっぱいです。日本の英語教育に発音指導を普及させるミッションを掲げ邁進中。

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