「want to」が/wanna/と発音されるのは、英語が好きな人であれば誰でも知っていたりしますが、「wanted to」が同じように/waneda/と発音されるというのは知らない人が意外と多い印象です。
これは以下の2つの点から音が変化しています。
1.Flap T
Flap TというのはTがつながる時に変化する音のことです。特に有声音に挟まれたTが濁り、Dや「ら行」、またNの直後では「な行」のニュアンスで発音されます。
なので「wanted」だと、/wa-ned/のようになります。
2.あいまい母音
英語には「あいまい母音」と呼ばれる母音の省略が存在します。たとえ発音記号では/ae/となっていてもストレスを置かない場合は、あいまいか化し、/uh/のようにボソッと短く発音されます。
なので「wanted to」の「to」などの機能語は通常フレーズ内ではストレスが置かれないので、/duh/や「るっ」のように短くボソッと発音されます。
その結果「wanted to」がフレーズの中では/waneda/のように発音されるわけです。
Leave a Reply