ところで皆さんは英単語を調べるときにどの辞書を使っていますか?
目次
どのWeb辞書がオススメか検証
今回は私Dr.Dが発音指導のエキスパートとしての目線で、どの辞書がどの様にオススメかという事をお話してみようかと思います。
(これは広告ではなく純粋に私の個人的なレビューです)
一万時間の法則 by Malcolm Timothy Gladwell
ちなみに私自身のことを「発音指導のエキスパート」と呼んでいるのは、マルコム・グラッドウェル氏が著書の中で紹介している「一万時間の法則」に基づいています。
「人は一つのことに1万時間以上費やすと、そのエキスパートになっている」といいうことです。私がここ10年で発音レッスンをした時間はそれを軽く超えています。
今回レビューする辞書は3つ
今回レビューする辞書はgoogle検索で上位表示される代表的な3つのWeb辞書です。
weblio(英和辞書)
アルク英辞郎(英和辞書)
Cambridge(英英辞書)
+αでgoogle translateも入れておきます。
これらの辞書で interesting という単語を検索して比較してみたいと思います。
weblio(英和辞書)
ちなみに発音にフォーカスするので発音表記のところしか見ません。
シラブル(音節)表記をチェック
まず音節の表記がありますね。4つに分かれています。これをこのまま発音しようとしても成り立ちません。
発音記号をチェック
次に発音記号を見てみます。これをそのまま読むとこうなります。
「Interesting」、発音すると3音節になりました。
しかし横にある音節表記では4音節となってるので、ちょっと混乱してしまいます。
ストレスマークの位置
次にストレスマークを見てみましょう。
上にチョンと乗っかっているのがストレスマークで2種類あります。
右から左に流れているマークが第一ストレス、
左から右へ流れているマークが第二ストレスです。
母音の上にストレスマーク?
このストレスマークは辞書によって少し表記の仕方が違ったりするのですが、この辞書の場合は母音の上にチョンと乗っています。
この通りに発音しようとするとストレスは母音を強くしようと思ってしまいます。
しかし実際の発音では、その母音の直前の子音を含む音節全体にストレスが置かれます。
こういった理由で、私個人的にはこれはあまり好きではありません。
アルク英辞郎(英和辞書)
次にアルクの英辞郎を見てみましょう。これは検索結果から見ても国内では一番使われているのでは無いでしょうか。
発音記号をチェック
まずは発音記号を見てみましょう。先程の weblio とは違った表記になっています。
英辞郎 /íntərəstiŋ/ , weblio /íntrəstɪŋ/
これをこのまま読むと interesting と4音節になっています。weblioの表記は3音節でした。ちなみに実際の発音に近いのは weblio の3音節表記だと思います。
利用価値のない「カナ」の表記
その横に「カナ」がふってあります。こんなのを参考にしているようだと終わりです。
シラブル表記をチェック
シラブルは「分節」となっていて、4音節で表記されています。そしてこの音節の表記もweblio同様、発音不可能です。
ストレスマークをチェック
ストレスマークは第一ストレスのみ表記、そして weblioと同じく母音の上に置かれています。
Cambridge(英英辞書)
最後に私御用達のケンブリッジです。はっきり言ってこの辞書が最強だと思っています。
何故かというと、
・イギリス発音とアメリカ発音の両方が比較できる
・シラブルの区切り方が的確
・ストレスマークがシラブル頭に置かれている
このあたりを見ていただきたいと思います。ドン!
はい、如何でしょうか?
発音の表記がまことに美しい!余計な表記がなくシンプルで、一発で分かります。そして実際の発音にかなり忠実。最高です。
はい、というわけで今回は3つのメジャーどころのweb辞書の比較をしてみました。
Google Translateの発音表記はテキトー
最後に「interesting 意味」などと検索したら一番上に表示されるGoogle Translateを見てみましょう。
正直、発音記号は全く当てになりません。
そして音声で聴いてもコンピューター音声なのでなんか微妙です。
というわけで今回は「ケンブリッジ」が圧勝ということで締めたいと思います。
それではまた次回の動画でお会いしましょう!
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