目次
今回の動画の流れ
今回もThe Walking Deadのセリフを用いて、ネイティブらしいアプローチの発音を練習し、リスニングに活かすといった流れでやっていきます。
ストレスをルーズに発音する
今回のポイントは「ストレスをルーズに発音する」という感じを出していきたいと思います。
ストレスをルーズに発音するというのは以下のような狙いがあります。これらを是非押さえておいて下さい。
1.喉の力を抜くことで母音が低音で響く
2.ストレスが間延びする発音
3.ストレスを置かないところが沈む
それでは今回の練習範囲を聴いてみましょう!(ウォーキング・デッド s04e08から)
ストレスがルーズな発音を再現
ちょっと例文を使ってこれを再現してみます。
I’m not saying it’s going to be easy.
まずストレスを内容語の「not, say, easy」に置きます。
そしてこれらをルーズに発音してみるとこんな感じです。
ルーズに発音⇒I’m not saying it’s gonna be easy.
どうでしょう?ストレスがかなり安定して聞こえませんか?これが英語の強弱のバランスなんです。
カタカナっぽい発音は全部が強い
ちなみにこれを日本語的な「はっきり発音」で発音するとこうなってしまいます。
はっきり発音⇒I’m not saying it’s going to be easy.
一つ一つの単語はコチラのほうが聞き取りやすいかも知れませんが、ストレスの存在感はかなり薄れてしまいます。
カタカナ発音っぽいさが出てしまうのは、全部をはっきりと発音しようとしてしまって、結局ストレスの音がはっきり出ないことです。
英語は強弱のバランスが命
英語はここまで全ての単語を主張すると逆に変です。主張すべき単語をしっかり主張して、それ以外は引き立て役に回るといった感じです。
このように英語はかなりストレスに重きを置いて発音されます。なので必然的にストレス以外が沈みます。この強弱のバランスが非常に大切なんです。
これで「ストレスをもっとルーズに発音してみよう」という今回の狙いはお分かり頂けたんじゃないかと思います。
英語らしい「声」のエクササイズ
それではここからはいつものように英語らしい「声」を作る発声練習を行って、その後にドラマのセリフを用いて発音練習をやっていきたいと思います。
ルーズに発音するコツ
1.あくびして喉の力を抜く
2.出来るだけ奥から声を漏らす
3.息をはきっぱなしにする
nah〜nah〜nah〜not
se〜se〜se〜say
not〜saying x3
I’m not〜saying x3
he〜he〜he〜hell
lah〜lah〜lah〜lot
hell〜lot x3
a hell of a〜lot x3
こんな感じでストレスをルーズに発音して、音を増やしてもストレスのルーズさが崩れなければOKです。
The Walking Deadのセリフを発音練習
2.シラブルをつなぐ
3.強弱の波を描く
/look, aim naht sei ing its guh nuh bi ee zy/
Fact is, it can be a hell of a lot harder than
/fakt eez, it kun bi uh hel ahv uh laht har der than/
standing here shooting at each other.
/stand ing here shoot ting ut eech uh ther/
さいごに
いかがでしょうか?今回は「ストレスをルーズに発音する」というポイントに絞って練習してみました。
やはり英語を発音する時は喉の力をできるだけ抜いた状態で、沢山息を吐きながら発音しなければなりません。
そういった意味でもこの様に「ルーズに発音する感覚」はとても大切になりますので、ストレッチの様な感覚で練習してみましょう。
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