ネイティブ発音の音の変化 Reductionの代表的な例

みなさん、こんにちは。Dr.Dイングリッシュ認定トレーナーのみほです。

みなさんは、「英語が書ける・読める」 なのに、ネイティブとの日常会話になると聞き取れない、ということはありませんか。

単語と単語がくっついて起こるリンキングや、話すスピードが速い ということもありますが、Nativeが会話でよく使う 、Reduction、これをいくつか知っておくと、聞き取りに便利になります。今日はこのReductionについてお話します。

Reductionとは?

文字通り、「reduce」=小さくする、減らす という単語から来ています。会話の中で、Nativeが、流れやリズムを止めずに、スムーズに話せるようにすることで、単語や文章が、短くなったり、音が消えて無くなったり、また変化したりします。

①Wanna & Gonna

代表的なものとしては、みなさんも聞いたことがあるかもしれませんが、
Want to → Wanna: I wanna sleep.
Going to → Gonna: I’m gonna eat lunch.
I have got to → I gotta: I gotta go.
What are you doing? → Whatcha doin? (whatchaに省力された上、最後のgも消える)
What did you do? → What ju do?

②Twenty→Twenny (ntがnに変化)

また、単語単位では、例えば ntとストレスのない母音の場合、
twenty → twenny
winter → winner
これは、ntのところのtが、nに変化してしまっています。

③/t/+ストレスのない母音+nは「n音」に変化

次に、importantや、kittenなどのt+ストレスのない母音+nの場合は、
tの音が無くなり、終わりのnの音と一体化してしまいます。

important → impornt
kitten → ki n
cotton → co n
written → wri n

④ofは /uh/ に曖昧化

またofは、fが無くなり、oは、uh と曖昧化した音で発音されます。
例えば:
some of → sum muh: Sum muh the books
kind of → kinduh: It’s kinduh chilly.

⑤and→ /n/

他にも、andが、nとなる。
hot and cold → hot n cold

⑥himやherの /h/ が落ちる

I saw him → I sawim .

Reductionのエクササイズ

では, 一通り、練習してみましょう。Reduction前とReduction後の順番で読んでいきます。

Want to → Wanna: I wanna sleep.
Going to → Gonna: I’m gonna eat lunch.
Have go to → Gotta: I gotta go.
What are you doing?: Whatcha doin?
What did you do?: What ju do?

twenty → twenny :I’m gonna be twenny tomorrow.
winter → winner: I like winner better than summer.

important → impornt : It’s impor nt
kitten → ki n : I found a ki n

some of → som muh :som muh the books
kind of → kinduh : it’s kinduh chilly.

hot and cold : hot n cold
I saw him : I sawim

いかがでしたか。Reductionはまだまだたくさんありますが、今日例にあげたものが、Nativeとの会話のリスニングに少しでも役に立てばと思います。Thank you for watching.

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About 幸田 みほ 2 Articles
中学高校・大学とアメリカへ留学。その後医療業界に興味を持ち、アメリカの大学院にて公衆衛生学を学び研究に従事。アメリカに8年、オーストラリアに6年在住。3人の子供をバイリンガル子育て中。大阪出身の明るい性格で楽しくレッスンを提供。

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