【中学英語でOK】「発音」さえできれば、日常英会話は劇的に変わる!~映画『ホーム・アローン』で実践練習~

Presenter

ドクターDイングリッシュ
発音ディレクター Dr. D

・英語を「声」から変える発音専門スクール
・1万人以上の発音を変えた実績
・じっとしているのが苦手です

「ビジネス英語やプレゼン英語はある程度できるのに、日常会話になると急に言葉が出てこない…」

このチャンネルをご覧の皆さんの中で、そんな悩みをお持ちの方はいませんか?

実は、私たち日本人学習者にとって一番の難関は、難しい単語を使う専門的な英語ではなく、ズバリ**「日常英語」**なのです。

なぜ「日常英語」が一番難しいのか?

日常会話で使われるボキャブラリーは、ほとんどが中学レベルの単純な単語です。しかし、簡単だからといって侮ってはいけません。

  • テンポがとにかく早い
  • 汎用的な表現が多く、文脈依存度が高い
  • 単語同士が繋がり、音が変化する

簡単な単語だからこそ、ものすごいスピードで応用され、意味がイメージしづらくなるのです。

しかし、逆を言えば、「単純な単語を自在に使いこなせる」ようになれば、英語の基礎力は盤石になります。 そのために必須なのが、相手に一発で伝わる**「滑らかな発音」**です。

今回は、これからの季節にぴったりな映画**『ホーム・アローン』**を題材に、中学英語だけで構成された日常会話を「発音」から攻略していきましょう!


Step 1:まずは「発声」の土台作り

英語らしい音を出すためには、まず「楽器(体)」の準備が必要です。重要なのは**「喉の響き(Throat Resonance)」「息の流れ(Breath Flow)」**です。

① 喉奥発声(Throat Resonance)

英語は日本語よりも深い位置、つまり「喉の奥」を響かせて発音します。これにより、太く豊かな母音が生まれ、相手に伝わりやすくなります。

【練習のコツ】

  1. あくびをするように喉の奥を広げる
  2. 喉ちんこ(ソフトパレット)あたりに息を当てるイメージ
  3. 喉をリラックスさせて声を出す

【Warm up Drills】 喉の響きを意識してリピートしてみましょう。

  • hah~hah~hah~high (x3)
    • It’s higher than I thought.
  • mah~mah~mah mom (x3)
    • Your mom looks so sweet.
  • ha~ha~ha~hand (x3)
    • Add a handful of pepper.
  • ma~ma~ma~man (x3)
    • His dad is a handsome man.
  • sah~sah~sah~salt (x3)
    • Sprinkle some salt on it.

② ブレスフローとリズム(Breath Flow & Rhythm)

息の流れを止めずに一息で発音することで、単語が繋がり(リエゾン)、子音の輪郭がはっきりします。リズムは「長短」を意識し、意味の強い言葉を長く響かせましょう。

【Warm up Drills】

  • Sah sa (x3) “silent” (×3)
    • You should keep silent.
  • Fa fa (x3) “family” (×3)
    • That’s one of our biggest family events.
  • Thah tha (x3) “thoughtful” (×3)
    • What a thoughtful decision you made.
  • Ta ta (x3) “Tangle” (x3)
    • Let’s take a look at the tangle.
  • Ka ka (x3) “casted” (x3)
    • Casting games for tuna is very popular.

Step 2:『ホーム・アローン』で実践発音練習

クリスマスの定番映画『ホーム・アローン』より、主人公のケビンと隣人の老人(マーリーさん)が教会で会話する名シーンです。

ポイント:

  • ゆっくりから始め、徐々にテンポを上げる
  • 必ず**「一息」**で繋げて発音する(息継ぎでブツ切りにしない)

※カタカナ/アルファベット表記は、実際の音の聞こえ方を表しています。

Merry Christmas. /Me ri Kris mus/ 「メリークリスマス」

May I sit down? /Meai Si(t) Daun?/ 「座ってもいい?」

That’s my granddaughter up there, /thats mai Grand Dah der up Their/ 「あそこにいるのが私の孫だよ」

the little red-haired girl. /thuh Li do Re(d) Heir(d) Gerl/ 「小さい赤毛の女の子さ」

She’s about your age. /Shee za Bau chur Eij/ 「君と同じくらいだね」

Do you know her? /Dyoo Nou (h)er?/ 「彼女のこと知ってる?」

You live next to me, don’t you? /yu liv Neks(t) mi Doun chu/ 「君、私の隣に住んでるだろ?」

You can say hello when you see me. /Yoo kan Sei he Lou wen-yu See mee/ 「私に会ったら、挨拶してくれていいんだよ。」

You don’t have to be afraid. /Yoo doun Hav tu Bi a Freid/ 「怖がらなくて大丈夫だ。」

There’s a lot of things going around about me, /Theirz-a Lah duv Things Gou-ing-a Raund-a Bau(t) mee/ 「色々と噂になってるけど」

but none of it’s true. Okay? /bu(t) Nun-uv-its Troo, o Kei?/ 「全部嘘だ」

You been a good boy this year? /yu Been-a Goo(d) Boi this Yeer/ 「今年は良い子にしてた?」

I think so. /ai Think sou/ 「たぶん」

Swear to it? /Sweir-tu It/ 「誓えるかい?」

No. /Nou/ 「いいや」

Yeah, I had a feeling. /Yea, Ai had-a Feel-ing/ 「そんな気がしてたよ。」

Well, this is the place to be if you’re feeling bad about yourself. /wel This iz tha Pleis tu bi, if-yur Feel-ing Bad-a Baut yur Self/ 「自分のこと嫌になってるなら、 ここに来るのが一番だよ。」

It is? /i diz?/ 「そうなの?」

I think so. /ai Think sou/ 「そうだよ」

Are you feeling bad about yourself? /Ar yoo Feel-ing Bad-a Baut-yur Self?/ 「自分のこと、嫌になってるの?」

No. /Nou/ 「いいや」

I’m in kind of a pain lately. /Aim-in Kain-uv-a Pein Lei(t) li/ 「最近ちょっとつらいんだ」

I said some things I shouldn’t have. /ai Sed sum Things-ai Shoodn Hav/ 「言っちゃいけないことを言ってしまってね。」

I really haven’t been too good this year. /ai Reeh li havn Been too Good this Yeer/ 「今年は正直、あまり良い子じゃなかった。」

I’m kind of upset about it… /um Kain-uv up Set-a Baut-it/ 「そのことで、ちょっと気が滅入ってて…」

Because I really like my family. /bi Kahz ai Reeh li Laik mai Fam li/ 「家族のことは大好きなんだ」

Even though sometimes I say I don’t. /Ee vun Thou Sum Taims-ai Sei-ai Doun(t)/ 「ときどき嫌いって言っちゃうけど」

Sometimes I even think I don’t. /Sum Tains-ai Ee vun Think-ai Doun(t)/ 「ときどきいなくなればいいなんて思っちゃうこともあるけど」

Do you get that? /Doo-yu Ge(t) Tha(t)?/ 「分かる?」

I think so. /ai Think sou/ 「分かるよ」


Step 3:仕上げの「コピーイング」

最後に、セリフを完全に自分のものにするための「コピーイング」を行います。ただ読むだけでなく、以下の点を意識してください。

  1. 同じトーン、リズムで発音する(音の高低差も真似る)
  2. 意味を想像しながら発音する(感情を乗せる)
  3. 文字離れ出来るまで反復する(スクリプトを見ずに言えるまで)
  4. 言葉に詰まらなくなるまで反復する

「自分の言葉」として自然に出てくるレベルまで落とし込むのがゴールです。


まとめ:シンプルな英語こそ、最強の武器になる

練習お疲れ様でした!

今回の『ホーム・アローン』のセリフ、使われている単語自体は非常にシンプルでしたよね。でも、実際にネイティブの速度とリズムで、感情を込めて「自分の言葉」としてスラスラ発音するのは、なかなか大変だったのではないでしょうか?

英語の土台を作るのは、まさにこのようなシンプルな表現です。これらをサラッと発音できるようになるまでインプットすることで、応用力が飛躍的に向上します。

もっと本格的に学びたい方へ

ドクターDイングリッシュでは、このような発音解説動画を毎週アップしています。ぜひチャンネル登録をして、過去の動画も見ながら練習を続けてみてください。

また、「動画を見て練習するだけでは不安」「プロにチェックしてほしい」という方のためのコースもご用意しています。

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詳しくは概要欄のリンクをチェックしてみてくださいね。質問などがあれば、ぜひYouTubeのコメント欄に書き込んでください。動画のテーマとして取り上げることもあります!

それではまた来週の動画でお会いしましょう! See you!

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ドクターDイングリッシュの創立者。元プロミュージシャンで英語ボイトレ講師を経て2011年に発音スクール設立。YouTuber歴10年以上。日本の英語教育に発音を普及させるミッションを掲げ邁進中。淡路島で外国人専用Fishing Charterのオーナー船長も務める。

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