発音トレーナーの山田聖大です。今日は英語のリズムの第2弾ということで弱形発音について話していきたいと思います。
弱形発音とは?
弱形発音は何かと言うと、機能語と呼ばれる前置詞や、代名詞、冠詞、助動詞にははっきりと発音するStrong form(強形)とWeak form(弱形)という2つの発音が存在します。
ちなみに辞書にはこんな感じに乗ってます(動画参照)
英語のリズムのポイントを簡単に復習すると、英語は弱い音と強い音から作られているわけですが先ほどの機能語は基本的には弱い音になります。
その結果、このような3つのセンテンスでは(動画参照)have been がすごく弱くなるのでリズムをキープすることがでてきいます。
このようにリズムよく発音するためには、弱く発音することに慣れておく必要があります。
またこの音に慣れると、リスニングもよくなっていきます。
山田はYour Motherに聞こえる?
この弱形発音を体感していただくために留学時代の経験を話しますが、私の名前に関してこんなことがよくありました。
A. Hey What’s your family name?
B. Yamada
A. Your name sounds like “your mother”
your mother が山田に似ていると言われて、留学当初は何を言ってるんだろう、程度にしか思わなかったのが、英語力が上がってくると、確かに!と思うようになりました。
your の発音が弱く発音されるので、感覚としてはyour=ya くらいに聞こえ、Moの音はストレスが乗るため長めに発音、THの音はストレスが乗っていないと摩擦音と破裂音の間くらいの音になることもあるため、それっぽく聞こえるんですね。
TEDでネイティブの弱形発音を確認
TEDトークからのセンテンを聞いて、いくつか機能語の単語をピックアップして練習してみましょう。どれくらい音が弱く短くなっているか聞いてみてください。
①in your, in our
You may not realize this, but there are more bacteria in your body than stars in our entire galaxy.
②that, were
I recognized the roles that were placed on me very early.
③in his
Seven years ago, a student came to me and asked me to invest in his company.
④肯定文のCan、否定文のCan’t
They can compromise our security, they can undermine democracy,
And you can’t find this guy on Google; you can’t find him anywhere.
実は中学校で習うような機能語の方がリスニングでは聞きずらい単語になります。
ネイティブの音を聞いていると、思っているよりも弱くなっていることが多いからです。
ところがネイティブにとってはこれくらいの音が当たり前になるため、この音に慣れることがネイティブのようなリズムで話せるようになるためには必須ですし、リスニング力をあげるためにもこの感覚を身に付けることは必須になります。
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