この動画をご覧の皆さんの中にはご存知の方も多いかと思いますが、実はTの発音はいろいろな音が存在します。
今回の動画ではこの「Tの変化」を出来るだけ詳しく説明していきたいと思います。
これらTのバリエーションを把握しておくとリスニングにも役立ちますので是非、まず自らそのニュアンスが出せるように練習してみましょう。
実は聞こえなくてもTは発音されている
大前提としてスペルにTがあったら、ちゃんとTの位置を舌が捉えている事。Tには色んなニュアンスの音がありますが、これらは全て同じ位置で発音されています。
6種類のTの発音を一挙紹介
①通常のT(Regular T)
Give me a ticket
To ride a train
舌を上顎につけた状態で息を吐きながら発音します。
②弱いDの様なT(Flap T)
I’ve got to do it
Just a little bit
有声音に挟まれたTが、音を滑らかに繋ぐためにこのように弱く濁って発音されます。
ゆっくりのテンポのときは比較的Dに近く、テンポが速くなるにつれてより日本語の「ら行」っぽくなります。しかし重要なのは舌の当たる位置はしっかり上顎(Tの位置)を定めましょう。
③直前のNと同化するT(N-colored T-1)
I want it
It’s on the internet
これはFlap Tと同じ現象で、音を滑らかに繋ぐために変化するわけですが、直前にNがある場合、NとTの舌の位置が同じであることから、TがNと同化する形で発音されます。
④直後のNと同化するT(N-colored T-2)
This is important
I’m frightened
先程の(N-colored T-1)と同じ現象で、Tの直後にNがある場合はTがNに吸われていくように発音されます。
⑤音を止めるT(Stop T)
That’s definitely true
Let’s think differently
Tの直後に子音があり、どちらも弾くと音がぶつかる場合はTを止めることによって表現します。音は聞こえませんが、Tのポーズが一瞬出来ます。
⑥完全無視されるT(Silent T)
It’s often seen
Fasten your seatbelt
これらのTはSilent Tと呼ばれ、文字通り完全に音が消えます。このパターンになるときはスペルのパターンがよく似ている為、ある程度は予想可能じゃないかなと思います。
まとめ
・Tの発音はフレーズの中で流れに応じて音が変化する
・音は変化してもちゃんとTの位置を舌が捉えている事(Silent T除く)
・パターンは主に以下の6パターン
①通常のT(Regular T)
Give me a ticket
②弱いDの様なT(Flap T)
I’ve got to do it
③直前のNと同化するT(N-colored T-1)
I want it
④直後のNと同化するT(N-colored T-2)
This is important
⑤音を止めるT(Stop T)
That’s definitely true
⑥完全無視されるT(Silent T)
It’s often seen
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