カタカナの「オ」は英語で「ア」に近い
本日覚えて頂きたいことは1点、「/ɔ/」の発音は「/ɑ/」と発音することです。
中学や高校の時に英語を習った際に「医者」は/ドクター/、「話す」は/トーク/、水/ウォーター/、「しばしば」は/オッフン/と教わった方は多いのではないでしょうか。私も同じで教科書にフリガナを沢山振っていたことを覚えています。
日本の義務教育の英語はアメリカ英語
日本の英語教育はアメリカ英語で進んでいるため、標準アメリカ発音では「/ɔ/と/ɑ/」は同じ「/ɑ/」の音になります。
そのため、医者は/ダクター/、「話す」は/ターク/、水/ウァーター/、「しばしば」は/アッフン/という発音です。
例外としてgo /ɡoʊ/、 home /hoʊm/、 or /ɔːr/等の二重母音には「お」の音を使います。
では、本日はその「/ ɑ/」の発音を習得出来るように一緒に練習していきたいと思います。
息の流れに「/ ɑ/」を絡める練習
それでは/ɑ/の音の出し方です。/ɑ/はBackVowel(後舌母音)と呼ばれるもので喉の奥を縦に開いて発音します。
日本語の「あ」の音だと開きが甘いので、練習としても大げさに「あー」と発音されると違いが分かるかと思います。
意識的に行うことで実際に発音される際にも自然と出来るよう自動化していきます。
この/ah/の音を使ってまずは発声練習をしていきましょう。英語は息の流れとともに深い響きを持つ腹式呼吸で発声するため、お腹に息を入れて行ってみてください。
/ ɑ/を/h/に絡めて発声練習
hah-hah-hah-hah
1音目にアクセント
Ha⤵haha- Ha⤵haha-Ha⤵haha-Ha⤵haha
2音目にアクセント
ha Ha⤵ha- ha Ha⤵ha- ha Ha⤵ha- ha Ha⤵ha
3音目にアクセント
haha Ha⤵- haha Ha⤵- haha Ha⤵- haha Ha⤵
この/ah/の音を使って「ドクター」や「トーク」も発音していきましょう。
/ ɑ/を含む単語の練習
doctor- doctor- doctor- doctor /ˈdɑːk.tɚ/
talk-talk-talk-talk /tɑːk/
walk-walk-walk-walk /wɑːk/
water-water-water-water /ˈwɑː.t̬ɚ/
often-often-often-often /ˈɑːf.ən/
stop-stop-stop-stop /stɑːp/
bought-bought-bought-bought /bɑːt/
caught-caught-caught-caught /kɑːt/
robbery- robbery-robbery-robbery /ˈrɑː.bɚ.i/
possible-possible-possible-possible /ˈpɑː.sə.bəl/
/ ɑ/を含むフレーズ練習
最後にフレーズを使って練習をしていきましょう。
My mom started to talk.
I bought a lot at a store.
You ought to call a doctor.
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