子音のポジションは口まわりをリラックス
子音の音をはっきりさせようと思うとどうしても唇や舌や歯のポジションに力みが加わって、かえってスムーズなブレスフローを妨げることになりがちです。
また、力が入ると音が途切れたりつまったりすることが多くなるので、まずはとにかく力を抜いて緩めのポジションをとり、息をたくさん吐きながら力まずに息に子音の音をきれいに絡ませていくことが大切になります。
ストレス子音とアンストレス子音の発音の主な違い
ストレス母音に絡んでくる子音がストレス子音となり、子音と母音を同時に発声せず、母音を乗せる前にしっかり音をため、子音の音を先に出してから母音を乗せるというように子音と母音の間に時間差をつける感覚で、しっかり長めに発音します。
アンストレス子音は舌や唇がそのポジションをとることでアンストレス子音を発声し、余計な母音を付け加えて間延びしないように注意します。
有声子音と無声子音の関係について
英語の有声子音は日本語の有声子音よりはソフトで無声子音に近い音になります。とくに有声子音を母音と同時に発生すると日本語の有声子音のような激しい響きになるので、有声子音でも出だしは無声に近い子音の音を発声し、母音を乗せる時に少し有声化するような感覚でソフトな発声を心がけます。
また、有声子音が母音とリンキングすると有声子音+母音の音になりますが、有声子音+子音の場合は語尾の有声子音はミュートされたり無声化したりします。
半母音と呼ばれる子音について
半母音は/r/, /w/, /y/のことで、単独では子音として扱われますが、他の母音と組み合わせることで母音としての役割を果たしたり、母音のように前の単語の語尾の子音とリンキングすることができます。また、半母音の音はボトムエリアから音を押し上げるように発音します。
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