こんにちは。英語発音トレーナーのDr.Dです。今回は僕がワーホリ(ワーキングホリデー)でカナダに行った時のことを書いてみたいと思います。特に僕自信がそうであったように、ワーホリで語学学校へ行かずに最初から働きたいと考えている方に何かしらのヒントになればと思います。
引越し早々にシェアハウスから追い出される
カナダに来て3週間後、無事仕事も見つかり、当面の生活の安定を得ることも出来ました。特にギターや歌を自宅で教え始めた事で僕達に沢山の出会いを与えてくれ、トロントでの生活が一気に加速するキッカケとなりました。
しかし!これが原因で大家さんから「うるさい!」と苦情が来て家を出るハメになってしまいました。そりゃそうですよね・・・普通の家に生徒がひっきりなしに来て、歌ったりしているんですから。本当に申し訳ないことをしました。
というわけで早々に引っ越ししなくてはならなくなったのですが、その時も教えていた生徒の一人が住んでいたシェアハウスを紹介してもらい、そこに移ることになりました。そこで1階部分は僕ら二人とその生徒とでシェアしたので身内同士なかなか楽しい生活が始まりました。これが丁度カナダへ来て1ヶ月目の出来事です。
Grocery Storeでの仕事
働き始めたスーパー(日本で言ういわゆるスーパーは英語でGrocery Storeと言う)での仕事はなかなか楽しかった。中国人オーナーの店なのでバイト仲間もカナダ人はおらず全員外国人。しかも日本人比率がかなり高い。
小さい店なので3交代制で店番は基本一人でやるんですが、このお店はコンドミディアム(マンション)の1階部分に位置しているので、お客さんは常連さんが多い。話し相手には困りませんでした。
しかも面白かったのがこのお店の運営方法。オーナーが安い他のスーパーで普通に買ってきた商品を1.5割増くらいで値札を貼り替えて売る。なんともアコギな商売(笑)しかも値段設定もかなり適当で、ほとんど僕達バイトが値決めから、値札はがして新しい値札を張り陳列することをやっていました。
牛乳やバターなどの乳製品(Dairy products)とタバコ、雑誌類だけは発注していましたが、それも全部バイトが適当にやっていました。それでシフト交代の時にレジに150ドルのお釣り分だけを残してあとは金庫にポイッと入れる。なんともセキュリティーの甘い運営方法です。これで何年も成り立っていたのだから関心です。やろうと思えば店の物はなんでも盗み放題です。実際に盗んでいるやつもいましたが、そういうのは時間とともにバレるものです。
Under the desk
“Under the desk”とは秘密裏のやり取りの事です。このお店でも少なからずそういうものはありました。例えばネイティブ用のタバコの販売。カナダはタバコが高い!日本以外の先進国では普通の事ですが、ここでもやはり一箱千円位します。でも裏で安いタバコも出回っています。それがネイティブカナディアン用(先住民)の無税のタバコです。それをホームレスが仕入れてきたものをUnder the deskで一箱2ドルで仕入れ4ドルで売っていました。ただこれはお店が容認しているものでは無く、あくまで店番個人の責任で行うものです。
流石にドラッグを扱っているのは見ませんでしたが、ホームレスがシツコイくらいにコカインやヘロインを売りに来ていたので、やろうと思えば出来たと思います。あとは個人の価値観に委ねられます。
・・・またまた話が危ない方へ行ってしまいました(笑)日本ではあまり考えられませんね。でもこういう世界も意外と身近にあるというお話です。自分をコントロール出来ない人間はこういう環境にいるととことん堕ちていきます。本当にとことん堕ちてもう日本へは戻れなくなります。
これからワーホリなどでカナダやオーストラリアへ行き、個人経営の小さなお店で働くときには是非とも自分をしっかり持って、周りに流されないようにして欲しいと思います。英語が堪能であれば有るほど、その現状がすぐに理解でき、また入っていきやすいので気をつけて下さい。
大抵の場合はお店が悪い事をしているのではなく、その店の管理の甘さから、そこで働くものが勝手に色々やってしまうということです。
では今回はこの辺りで。次回は後々に受け継がれるようになった伝説?の路上バンドについて書きます。
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