ライザップ方式の英語発音トレーニングプログラム「結果にコミットする!」

ライザップ1対1で顧客の目標設定からスケジュールの詳細、食事管理まで徹底して行い、最大限に体を作り上げるライザップのパーソナルトレーニングプログラムというものがあります。

何かに取り組もうとコースを申し込んだが、モチベーションが保てずにその優先順位が下がったり、また日常の忙しさから入会時に決めたペースを保てなかったりすることはよくあることです。それだとせっかくのプログラムを最大限に生かすことが出来ず、中途半端のまま途中でやめてしまうことになりがちです。

僕の発音コースでもそういった方はいらっしゃいます。ただそんなに多くはありませんが。比較的みなさん頑張って頂けています。でも一度ペースを崩してしまった場合、それを取り戻すのにまた時間を要するため正直もったいないなと思うことは多々あります。やはり定期的に継続的に続けることは何よりも大切なことです。

最近発音コースのとある受講者の方からのリクエストでかなりキツめのパーソナルトレーニングを組んで欲しいとのリクエストをいただきました。期限は2ヶ月で途中経過を自らのSNSで動画公開していくというものです。自分をこのように身近な人たちにさらけ出すことは簡単に出来ることではありませんし、一度始めたら(もう始まっています)なかなか後には引けないので、その決意の強さが伝わってきました。

そうなるとこちらも応援しないわけにはいきません。「2ヶ月で発音力を限界まで高める」その方のためだけのプログラムを考えました。そしてライザップのパーソナルトレーニングプログラム的にその方の目標設定、定期的な評価と改善点の洗い出し、トレーニングスケジュールをかなり詳細に設定しました。これは一度でもレッスンをスキップすると成り立たなくなるほどタイトなもので、ライザップの言葉を借りると、「最大限結果にコミットする!」内容となりました。

僕が提案したプログラム内容はこのようなものです。

<目標と期限>
2016.8月末までに発音力を限界まで高める

<KGI>
目標とするスピーチ動画の設定(1分程度の内容を抽出)

Kelly McGonigal: How to make stress your friend
https://youtu.be/RcGyVTAoXEU
これにどの位近づけたか、また何が足りないかをKPIとして設定する

<KPI>
2週間ごとにスピーチを録画し、それを詳細評価し、改善ポイントをクリアにする

<レッスン>
・週2回ペース(7月8月で全15回) + 5回の発音評価
・2週間に一度録画データを提出
・各種基礎トレーニングとスピーチのリピーティングトレーニング

<直近の課題>
1.次回レッスンまでに1分のコンテンツを設定する
2.少し自分で準備したうえで、映像を取って提出(3日以内くらい)
3.KPI設定した上で発音トレーニングを開始する。

<詳細な発音評価と改善ポイント>

<KGI>とはKey Goal Indicatorの略で最終目標の達成を測る指標となるものです。

<KPI>とはKey Performance Indicatorの略で最終目標達成に至るまでの具体的目標設定と達成度を測る指標のことです。

kpi1目標として設定したスピーチですが、この方の声質(トーンとレンジ、声を張った時の緊張具合と倍音の響き方など)を考慮して近いものを選びました。この方の成長の段階をこのサイトでも公開できればと思っています。そしてこのケースがうまくいけば、これをコース化して特別コースみたいな感じで打ち出せればと思っています。

このプログラムの一番の特徴は「もう後に引けない状態にする」という事で短期的にモチベーションを最大限に高めて、1度のレッスンのスキップも許されない状態にする事です。その安定したペースの中で徹底的に成長段階を管理する事にあります。

今現在でも受講者の方のそれぞれの要望にお応えして、目標設定から発音だけではない総合的なカリキュラムを組んでレッスンを行ったりはしていますが、ここまで徹底的に行うケースは僕も初めてなのでとても楽しみにしています^ ^

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About Dr.D 608 Articles
ドクターDイングリッシュの創立者。元プロミュージシャンで英語ボイトレ講師を経て2011年に発音スクール設立。YouTuber歴10年以上。日本の英語教育に発音を普及させるミッションを掲げ邁進中。淡路島で外国人専用Fishing Charterのオーナー船長も務める。

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