英語は発音を上達させると、より音が認識できるようになるので英語が聴きやすくなりリスニング向上に繋がります。これは発音コースを受講された殆どの受講生の方に見られる傾向なので、かなり確かなものです。
しかし「音が認識できること(リスニング力)」と「意味を理解する力(理解力)」はまた少し違います。音は判別できても意味が理解できない場合は多々あります。これには色んな原因と、それぞれの解決策がありますが、それの一部を今日は紹介したいと思います。
原因その1:内容が理解出来ない
文章で改めて読んでも意味がハッキリしない。それぞれの単語の意味を調べても内容がピンと来ない。これはその内容を理解するだけの背景知識が十分に備わっていないから。
例えば高校生がより専門的なマーケティングの内容を読んだとしてもまったくその意味がイメージ出来ないでしょう。
解決策:諦める
日本語でもよく分からない内容を英語で分かるわけがないので諦めましょう(笑)それよりも自分に必要なもの、また興味があるもの、馴染みがあるトピックを中心に触れるようにするとモチベーションも上がるし、より勉強にもなります。
<一般の英語学習者が諦めて良い例文> Patients with rare defects in the gene encoding proopiomelanocortin (POMC) have extreme early-onset obesity, hyperphagia, hypopigmentation, and hypocortisolism, resulting from the lack of the proopiomelanocortin-derived peptides melanocyte-stimulating hormone and corticotropin.
原因その2:「言葉」として聞いていない
英語を「言葉」としてではなく「単なる音」として聴いてしまっていると意味は頭に入ってきません。よく有りがちなのが、「全ての音を聞き取ろう」としてしまっているケースです。これでは音に気を取られすぎて意味なんて入ってくる余裕がありません。
日本語を聴く時、あなたは一語一句全ての音を聞き逃すまいとして聴いていますか?そんなことはありませんよね?それよりも話の流れを聴くようにしましょう。
解決策:各情報単位で聞き取る
英語は「誰が」「どこで」「なにを」「いつ」「どの様に」という風に情報ごとに区切って話されています。例え全ての音が繋がっていたとしても、声のトーンを落とすなどして区切っています。
単語単位ではなく、こういった各情報単位で聴き取るようにしましょう。そしてキーワードとなる単語には必ずアクセントが置かれています。英語はそのアクセントがリズムとなり、各情報を上手くまとめて発音されているので、まずはそのアクセントを聴くようにしてみましょう。そうするとより自然な形で意味が頭に入ってきます。
<文章の区切り方とアクセントの例> Thousands of employees were interviewed recently / about what they considered / to be the “best places to work.” / The answers they had / were different from what the average managers expected. / As a manager / are you considering what your employees want / and using it to create / a better work environment?
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