英語発音における音の連結、リエゾンやリンキングはブレスの滑らかな流れを妨げることがないように、単語の末尾と次の単語の先頭がつながってお互いに影響を与え合います。
「子音」と「母音」の連結
1つ目の例は、単語の語尾の子音と次の単語の先頭の母音がつながり、単語の語尾で受ける子音だったものが、次の母音とつながることでシラブルの先頭に現れ、受ける子音から放つ子音に変化します。
<例>take a → tey-ka,an apple → a-na-pool
「子音」と「子音」の連結
次に、子音と子音がつながる場合において、want toのように語尾の子音と先頭の子音が同種の音の場合は2つの子音が1つに同化され、異種の音の子音の連結の場合は、先行する語尾の子音については舌がその子音のポジションに触れるだけで音は出さず、次の単語へと移行するので音としては先行する語尾の子音は消えたように聞こえます。
<例>want to → won-too,iced tea → ais-tee
この場合「want」の「t」や「iced」の「d」はミュート子音となり消されます。
語尾のミュート子音は音を全く出してはいけないのか
単語の語尾のミュート子音は、後続する単語の先頭が母音の場合は受ける子音から放つ子音に変化し、はっきりと発音されるようになります。
<例>iced tea → ais-tee,iced apple tea → ais-ta-pool-tee
また、文を発音する流れの中でブレスフローが強いときなどは、舌が子音のポジションをとるだけのつもりでもブレスの勢いで音が漏れることもありますが、自然な流れの中で音が漏れることについては問題ありません。
give-toの「v-t」など有声子音のリンキングの処理
giveの(v)音とtoの(t)の音が 連続してve-toと子音が連続で発音されると流れが妨げられるので、giveの発音はgiの発音の後は(v)の位置にポジションをとりながらも、音はミュートされgiの音を(v)のポジションで受け止め、後続するtoの音に繋いでいきます。
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