発音トレーナーのDr.Dです、久々に英文法の勉強をし始めました!実は私、文法説明が苦手です。なので「この文章は文法上この様な仕組みになっている」という様な説明があまり出来ません。それよりも「こういうときにはこの様な言い回しをする」という風に英語を覚えてきました。
しかしやはりもう一度しっかり確認しておきたいという気持ちから最近文法の勉強を始めました。
目次
文法知識はなぜ必要か?
カジュアルな会話を成り立たせる程度であればあまり込み入った文法知識は必要なく、基本的な表現のパターンを覚えてしまえばなんとかなります。「現在、過去、進行、受身、助動詞」程度の知識があれば大丈夫でしょう。
しかし仕事などで必要とされる実用的な「読む・聞く・書く・話す」の総合力を身につけるためには基本的な文法知識は欠かせないと思っています。
10歳未満の子供であれば英語環境さえあれば感覚だけで英語が身に付きますが、すでに根付いている知識と経験に基づいて物事を理解し、新しいことを吸収する中学生以上にはある程度理屈が必要です。
しかしその利点は、理屈があればそれを応用し効率的に物事を吸収することが出来るので、子供のように真っさらな紙に一から描く必要がなく、うまくやれば短期間でかなりの応用が効くようになります。
この様な理由で英文法は外国語を習得する上で欠かせない事だと思っていますが、また同時に自分にとって余計な理屈は必要ないとも感じています。例えば日本語での文法用語「第〜文型」などは覚える必要がありません。
実用的な英文法の学習方法
そこで今私が行っている英文法の学習方法を少し紹介したいと思います。人によってやりやすい方法は様々だと思うので、単なる一例だと思って読んでいただければと思います。
まず文法書はGrammar in Useを使っています。世界で一番標準的な文法書だと思います。初級(赤)・中級(青)・上級(緑)と3種類ある中のこれは上級です。
TOEIC基準で言うと400点未満は初級、700点未満は中級、それ以上は上級がおすすめできます。
(1)説明欄を読んで頭を整理する
この様に左ページに文法の解説(A〜E)がありますのでまず解説を声に出して読みます。自分の発音と同じスピードで意味が把握できるまで音読します。
ちなみにこれは指導する事を前提とした練習です。
(2)項目ごとに練習問題を解いてみる
解説Aを理解したら右ページにその練習問題があるのでそれを解きます。「解説A→練習問題A、解説B→練習問題B」という風に項目ごとに進めています。
(3)練習問題の答えは文章で書き出し、最後に声に出して読む
本に直接書き込まず(手書きは時間がかかるので)パソコンで書き出しながら問題を解きます。答えの部分だけを書き出すのではなく文章全体を書き出しています。
その方が文章の流れの中で理解できるので良いかと思っています。
項目ごとにその場で答え合わせをして間違いをこの様に訂正します。そしてまた書き出したものを声に出して読みます。
自分の発音と同じスピードで表現のニュアンスが把握できるまで音読します。各文章を目を離してもちゃんと話せるまで練習します。
各Unitに要する時間は約1時間
この様にじっくりやると1ユニットを終わらせるのに1時間ほどかかります。しかし良い練習になっているような気がしています。
やはり一番のポイントとしては、各文章を目を離してもちゃんと話せるところまで落とし込むということでしょうか。
文章から目を話して声に出して話す練習は誰にとっても効果的だと思うので是非やって頂きたいと思います。自転車の補助輪を外すような感覚でしょうか。
そして発音がスムーズになればなるほどこの練習がより効果を発するようになります。
私も高校生が勉強する重箱の隅をつつくような文法問題はとても苦手です。
あと単語が書けません…(オートコレクト機能さまさまです)^^;
でも、文の組み立て方を教えてくれる基本的な文法というのは第二言語を習得するための早道だと思っています。
そして、私も英語で文法が説明できるようになりたいと思っていたところなので、すごく参考になりました。
ご紹介されてるテキストは英語で文法を説明するためにもとっても良さそうですね。
「重箱の隅をつつくような文法問題」っていい表現^^まさに!
横着な僕は隅の方は全然気にしてきませんでした(笑)
この本は日本で習う文法のアプローチよりもかなり自然に馴染むことが出来るのでおすすめです。