摩擦子音の特徴と発音ポイント
摩擦子音は歯と歯(s・z)、歯と唇(f・v)・歯と舌(th)の間に息を当ててそこで生じる摩擦によって作る子音です。ストレス子音の時はとくに子音の音を長めにとり、しっかり摩擦音を際だたせることが必要です。
日本人にとって摩擦発音の難しいポイントと解決法
問題1:息の力が弱く、摩擦音がしっかり聞こえない
解決1:息をお腹の中まで深く吸い、しっかり吐き出しながらブレスを発音器官に吹きかける
問題2:母音を乗せるタイミングが子音と同時になり子音が母音に負けてしまい、子音の音が際立たない。
解決2:母音の音を乗せる前に子音の摩擦音をしっかり出し、子音と母音の発声に少し時間差をつける
問題3:一定の息の量で安定してブレスを出し続けることができず、音がぶつぶつ途切れる。
解決3:発声器官のポジションに力が入っている、発声器官同士の間隔が狭すぎてブレスが上手く通らない、舌などがブレスの通り道の障害になっていることが考えられるので、発声器官は緩めのポジションをとり、脱力しつつブレスはしっかり出すようにすることと、舌がブレスフローの妨げにならないよう、舌のポジションを再確認する。
問題4:有声子音を濁らせすぎて音が詰まる。
解決4:英語の有声子音は日本語の有声子音より濁り方が軽いので、有声子音も先に無声子音の音から入り、母音を乗せる時に少し濁らせるようにする。
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