英語は全てを発音してはイケナイ

日本人が英語が聞き取れない理由

日本人が英語を聞き取るのに苦労する理由として、おそらく一番大きな原因は、「全部を聞き取ろうとしている」ということだと思います。

I think that’s an interesting idea.

と発音したときに日本語だと、
ai-think-thats-an-in-ter-res-ting-ai-dea
というふうに全てのシラブル(音節)を並べて発音してしまいがちです。

英語は浮いている音(ストレス)を聴いて残りは連想する。
aiTHINk / THAtsan / NINterestingai / Dea

ここに英語と日本語の大きな発音感覚の差が存在します。

言葉のリズム感覚の違い

日本語はシラブル発音と言って、全ての音を同じ様に並べて発音します。
I-think-that’s-an-in-ter-es-ting-i-dea.(10拍)

しかし英語はストレス発音と言って、ストレスで拍を取って発音します。
I think / that’s an / interesting i/ dea.(4拍)

このように同じ文章を発音しても捉える拍数が全然違います。

Interestingの単語の発音

カタカナ発音のままInterestingを発音すると、やはり全ての音節を並べて発音するので、「in-ter-res-ting」のようになる

それに対して本来の英語発音では、ストレス音の「In」から滑り落ちる様に、「IN⤵teresting」となります。

日本語は最後まで声を張って発音する

→べったりとした発音「in-ter-res-ting」

英語は声の張りを抜きながら発音する

→すっきりとした発音「IN⤵teresting」

発声練習しましょう!

In⤵in⤵in⤵in⤵

ストレス音だけしっかり発声して、後はため息混じりで音を滑り落とします。

Interes⤵interes⤵interes⤵interes⤵

ストレス以外は子音の輪郭だけ残すといった感じです。

interesting⤵interesting⤵interesting⤵interesting⤵

長めの単語で声の張りを抜く練習

Interesting, Estimated, Differently

この感じで発音すると、かなり英語らしさが出せます。

まずはネイティブ英語をリスニング

ストレスで拍を取って発音します

ストレスだけが浮き出た感じで、ストレスで拍を取って発音します。

I was serious enough about acting that I auditioned for Juilliard when I was a senior in high school, didn’t get in,determined college wasn’t for me and applied nowhere else, which was a genius move.

再度ネイティブ英語をリスニング

「あれ?何言ってるか分かるかも?」ってなりませんか?

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About Dr.D 605 Articles
ドクターDイングリッシュの創立者。元プロミュージシャンで英語ボイトレ講師を経て2011年に発音スクール設立。YouTuber歴10年以上。日本の英語教育に発音を普及させるミッションを掲げ邁進中。淡路島で外国人専用Fishing Charterのオーナー船長も務める。

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