シラブル(音節)の区切り方【ボソボソ発音攻略動画の解説】

ボソボソ発音攻略動画が大好評!

前回アップした「ネイティブのボソボソ発音が聴き取れるようになる発音トレーニング」ですがかなり好評を頂きました。現在過去最高のスピードで再生数が伸びています。

今回の動画は前回を補足する内容ですので、まだの方は先にこちらをご覧ください。

前回のコメントにお答えします

コメントも沢山頂いたんですが、その中でお答えしたいと思ったのが、「Syllableで子音が単語をまたがって2回出てくる事について分け方が分からないです」というものです。

子音がダブるシラブルの区切り方について

「子音が単語をまたがって2回出てくる事」に関してはこういうことです。

A list of 11 names.
/ul lis dav vil le vun neims/

A listがつながって /ul list/と表記しました。

Dr.Dオリジナルのシラブル表記

実はこの分け方は私のオリジナルです。リンキングやストレスを意識した上でシラブルに分けるとこの様になっているだろう、という解釈の一つです。

ストレスシラブル先頭の子音は長い

この場合の最終的な発音は「A list」という風にストレスの先頭に来るLをかなり長くとる傾向にあります。Lが/uh/の音に食い込む形で発音されています。

なのでそれを表現するために、
/uh list/ ではなく
/ul list/ と表記したわけです。もちろんこの2つのLはつながっています。

滑らかに発音出来ればそれで良い

しかし、これを皆さんが自力でやろうとするとかなり難しいと思います。というか発音トレーナーになるわけじゃないので、そんな必要もないでしょう。

なのでまずはこの表記に沿って滑らかに発音出来るようになるだけで十分だと思います。

今回は文章をシラブルに区切る練習

ただ文章を普通にシラブルに区切るだけだとそれほど難しくないので、是非今回はそれをやって頂きたいと思います。

あとはそのシラブル同士をつなげて、さらにそこにストレスを置けば完成です。

なので今回はあえて発音用のスペルは表記しません。文章をそのままシラブルに区切っていきます。

シラブルとは「母音を含む1音」

単純なシラブルの区切り方は音を「子音+母音+子音」の単位にするだけです。子音が無いときは母音だけでも音節は成り立ちます。要するに「母音を含む1音」ということです。
より詳しくはこちらの動画をご覧ください。

Breaking Badのワンシーン引用

また前回と同じシーンを用いるのでご覧ください。(動画参照)それではこれらのセリフをシラブルに区切ってみましょう。

What’s this?
Whats-this?

A list of 11 names.
A-list-of-e-le-ven-names.

Okay.
O-kay.

You know them all.
You-know-them-all.

I do.
I-do

Those 11 men and I think you know this, Mike?
Those-e-le-ven-men-and-I-think-you-know-this-Mike?

Those 11 could sink us.
Those-e-le-ven-could-sink-us.

You and me both.
Youand-me-both.
※andはYouの母音部分と同化してます

Where are we going with this, Lydia?
Whereare-we-going-with-this-Ly-dia?
※areはwhereの母音部分と同化してます

No specific.
No-spe-ci-fic.

他には無い緻密な発音解析

はい、ここまでいかがでしょうか?
こういう緻密なことをやっていると色んな細かい疑問点が生まれてくると思います。

それを是非コメント欄でシェアして頂ければ、またこの様に動画で解説することも出来ますので宜しくおねがいします。

それではまた次回の動画でお会いしましょう。
See you next time! Bye!

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About Dr.D 605 Articles
ドクターDイングリッシュの創立者。元プロミュージシャンで英語ボイトレ講師を経て2011年に発音スクール設立。YouTuber歴10年以上。日本の英語教育に発音を普及させるミッションを掲げ邁進中。淡路島で外国人専用Fishing Charterのオーナー船長も務める。

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