ネイティブのヒソヒソ発音を聞き取る発音トレーニング[続編]

前回はボソボソ発音攻略法

海外ドラマや映画のセリフでボソボソ発音がどうしても聴き取れないという悩みを抱えている人は多い。

Breaking Badのセリフをシラブル分解

そこで前回の動画では、Breaking Badのセリフを引用して、ボソボソと発音されている部分をシラブル単位まで落とし込んで、そこから徐々にストレスを置いて自然な形へ発展させるというトレーニング方法を紹介しました。

聞き取れる様になったとの声も多数

それによって練習後はボソボソ発音の部分をしっかり聴き取れるようになった人も多かったんじゃないかと思います。

発音コースでも用いる効果的トレーニング

実際この方法はドクターDイングリッシュの発音コースでもよく用いいている練習方法で、かなり効果を上げています。

今回はヒソヒソ発音の息の使い方に注目

今回はまた違ったシーンを取り上げて、ネイティブのボソボソ発音の特徴である息の使い方を捉えて真似することでボソボソ発音を攻略してみよう!といった流れでやっていきたいと思います。

海外ドラマ「Breaking Bad」のシーン

ではまずこのシーンをご覧ください。前回と同じくお気に入りのドラマ「Breaking Bad」からWalterとHankのシーンです。

Hank, listen to me.
You gotta tell him.
You gotta tell him now
that we can work this out.
Please. Please.
What? You want me to beg?
You’re the smartest guy I ever met.
You’re too stupid to see…
he made up his mind
10 minutes ago.

いかがでしょうか?ちゃんと聴き取れたって人はこの先は必要ないのでさようなら。字幕を見ながらでも全然分からなかったという人はここから一緒に練習しましょう。

ヒソヒソ発音は摩擦音を聴く

今回のWalterとHankのセリフですが、ヒソヒソ声で話しているので母音やL, R, Mなどの有声音がハッキリしていません。

代わりに「シュファシュファ」とした掠れる音がとにかく目立った感じだったと思います。

例えば、一番はじめの「Listen to me」の発音も、Lがほとんど聴こえずに、Sの音のほうが目立って聴こえたと思います。

子音はフレーズの輪郭を作る役割

実はこれらの音が英語の子音の特徴で、息を口の中の色んな場所に絡めて、発音の輪郭を形作っています。

これらの息の掠れる音をしっかり聴けていると、ヒソヒソ声で話されても大体何を言っているのが分かってきます。

ヒソヒソ声でシラブル練習

そこで今回は息の使い方を覚えるために、ヒソヒソ声を使って前回のようにシラブルの発音練習を行っていきたいと思います。絶対に声は出さないようにしてくださいね!

ルール

1. 息の流れを止めずにワンフレーズをつなげて発音
2. 絶対に声を出さない

手順

1. 全てのシラブルをハッキリ発音する
2. 徐々にストレスを置く
3. ストレスを中心に発音する

Hank, listen to me.
/hank, lis sen tum mee/

You gotta tell him.
/yug ga dat te lim/

You gotta tell him now
/yug ga dat te lim nau/

that we can work this out.
/thuw we ken wrk this saut/

Please. Please.
/pleez pleez/

What? You want me to beg?
/wuh? yuw wan mi tub beg/

You’re the smartest guy I ever met.
/yer thu smar test guy yuh ye ver met/

You’re too stupid to see
/yer too stoo pid tus see /

he made up his mind 10 minutes ago.
/him mei dup pis maind tenm mi nets suh gou/

徐々に声を乗せてみる

こんな感じでウィスパーで安定して発音できるようになると、発音の輪郭がハッキリしてきます。そして徐々にそこから声を乗せていきましょう。

最後にボソボソ発音をもう一度聴く

ここまで安定したらもう一度セリフを聴いてみましょう!始めに聴いたときとかなり聴こえ方が変わっているかと思います。

Dr.D
About Dr.D 570 Articles
「英語の声になれる本」(角川出版)の著者。Toronto Jazz Festival出演の元プロミュージシャンで、専門学校のボイトレ講師を経て2011年にドクターDイングリッシュを立ち上げる。 英語のボイトレメソッドを取り入れた日本人向けの英語発音矯正メソッド「英語声プログラム®」を開発。日本の英語教育に発音指導を普及させるミッションを掲げ邁進中。

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