Whatを何故「ホワット」と発音するのか?Wh音についての解説

学校でWhatは「ホワット」と習った

昔学校で英語の時間にWhatを何故か「ホワット」って感じでHを入れるように習った記憶がありますが、皆さんはどうですか?

実はWhatの発音にはHは要らない

ちなみにWhatの発音にはHは要りません。/waht/ と発音します。辞書にもその様に書かれています。

それでは何故昔の日本ではこれを「ホワット」と教えていたのでしょうか。

わかりません。スペルにHが含まれるからでしょうか。スペルにHがあるから「完全無視するのも何か悪いからちょっとだけ入れとくかな〜」みたいな感じの忖度でしょうか。

ホワイト?ホウェン?ホウェア?

Whのスペルを含む単語は他にも「When, Where, While, White」などがありますが、どれもHの音は含まれません。

ここでちょっと気づいたんですが、「White」という単語はカタカナで「ホワイト」って言いますよね。

だからWhenも「ホウェン」、Whereも「ホウェア」ってカタカナ流に発音していたんでしょうか。

カタカナ発音は別言語

何度も申し上げますが、「カタカナ発音は英語ではなく別言語です!」

これは名言だと思うのでこれからも度々主張していこうかなと思っています。

wh音というのは存在しない

ちなみにですが「wh音」という音は存在しません。

「厳密には若干のHのニュアンスが〜」みたいなのも残念ながらありません。これからは自信をもって w一発で発音して頂ければと思います。

だから、
・ホワットじゃなく /waht/
・ホウェンじゃなく /wen/
・ホウェアじゃなく /wear/
・ホワイルじゃなく /wail/
・ホワイじゃなく /wai/
・ホワイトじゃなく /wait/

WhoはH一発でWなし

ちなみに Who もスペルは同じWhですが、これはHで発音されWはありません。

スペルにWがあるからといってちょっとWを意識してみたりして「whoo」みたいな器用なことはやらなくて大丈夫です。自信を持ってH一発で /hoo/ って発音しましょう。

Whoと同じパターンで WholeもHで発音しますね。これもWがあるからといって、「hwole」みたいな器用なことはやらなくても大丈夫です。自信を持ってH一発で /houl/ って発音しましょう。

Whを含む単語のフレーズ練習

それでは自信をもってこれらの単語を発音していただけるように、これらの単語を散りばめたフレーズを用意したので一緒に練習しましょう。

I don’t know what to say but,
Why do you always wear a white shirt?
Even while you are in bed.
When are you going to take it off?

Yシャツの語源はWhite shirtだった

さっきフレーズの中で、White shirtって出てきたじゃないですか。もしかして日本語のYシャツの語源ってこれのことかな。

と思ってググってみたところビンゴでした。英語の“white shirt”(白いシャツ)から生まれた。 だそうです。

アバター画像
About Dr.D 604 Articles
ドクターDイングリッシュの創立者。元プロミュージシャンで英語ボイトレ講師を経て2011年に発音スクール設立。YouTuber歴10年以上。趣味はカヤックフィッシングで平均週3で魚釣りをしている。日本の英語教育に発音指導を普及させるミッションを掲げ邁進中。

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.