10分で覚えられる発音記号 [IPA] 完全攻略

// Presenter

ドクターDイングリッシュ
発音ディレクター Dr. D

・老舗英語発音専門スクールの代表者
・生徒数1000名、発音トレーナー18名在籍
・最近近場で白甘鯛が良く釣れるようになった

// IPAの利点と弱点

IPA|International Phonetic Alphabetほとんどの辞書に記載のある国際発音記号

【IPAの利点】
辞書を引いて、どう発音するのかを目で確認できる利点がある。また記号を覚えることで発音の種類を把握することが出来る。

【IPAの弱点】
発音はフレーズの流れによって変化するため、実際はかならずしもこの通りに発音されているわけではない。話す為にはフレーズ音声を真似て覚える必要がある。また文字に頼るあまりカタカナが抜けない。

// 母音の発音(アメリカ発音)

基本的な母音の発音記号は10種類

/æ/ bad, half
/ɑ/ calm, odd (=)
/ʌ/ come, pulse
/ʊ/ full, put
/ɪ/ sin, fit

/ɛ/ get, bed
/ɔ/ want, bought
/ə/ about, terrible
/u/ fool, pool
/i/ seen, feet

二重母音は組み合わさっただけ

/ɜr/ term, world
/ɑr/ star, car
/ɑʊ/ out, power
/oʊ/ own, poker
/eɪ/ pay, tale

/ər/ otter, standard
/ɔr/ pork, award
/ɑɪ/ time, kind
/ɔɪ/ coin, point
/ju/ few, beauty

// 子音の発音(アメリカ発音)

下記以外はスペル通りの発音

/θ/ theme, thrill
/dʒ/ jeans, adjust
[ chが濁った音 ] /j/ yet, year
/ʃ/ she, associate

/ð/ these, though
/ʒ/ usual, pleasure
[ shが濁った音 ] /ŋ/ song, going
/tʃ/ chat, cheat

// 私が考えるIPA習得の重要度

知っていると便利だが必須ではない。

IPAを覚えると辞書を引いたときに一緒に発音も確認できるので便利。
いっぽうで発音を文字に頼る癖が付き、純粋に音真似出来なくなりカタカナ発音が抜けない可能性が高い。

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About Dr.D 608 Articles
ドクターDイングリッシュの創立者。元プロミュージシャンで英語ボイトレ講師を経て2011年に発音スクール設立。YouTuber歴10年以上。日本の英語教育に発音を普及させるミッションを掲げ邁進中。淡路島で外国人専用Fishing Charterのオーナー船長も務める。

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