こんにちは、英語発音トレーナーのDr.Dです。いつも15時から18時までは休憩をとって、夜のレッスンの前に早めの夕食を取りナナの散歩に出かけます。最近夕方の散歩は大抵再度山の山頂まで車で出かけます。なのでこの時間は予約を受け付けていないわけです。
実はここでは色んな出会いがあります。この辺は大型犬を飼っている人が多いのでナナの遊び相手もちょくちょく出来たりもします。でも気の弱いナナは大抵他の犬に弄られて、そしてヘラヘラしながらその飼い主の方に甘えに行きます。犬社会はナナには厳しいようです。
さて、僕はよくレッスンの後に時間があると受講者の方と無駄話をしたりもするのですが、またそれが結構好きなんですが、今日はマレーシアからの受講者の方とレッスン後に話した内容でちょっと備忘録的に留めておきたいアイディアがあったのでシェアしたいと思います。
ひたすら英文法を学んだ受験英語世代
僕達の世代(1979年生まれ)は中学生から英語を始め、「This is a pen」から始まりました。文法を理解する所から入ったわけです。それは決して悪いことではありませんし、むしろ文法知識は第二言語として英語を覚える上でとても役立つものです。何事も基本は大切です。
しかし「話す」トレーニングは僕達が英語を学んだ6年間は一切行われなかった為、多くの人は英語を読んで理解する事は出来ても、話すことは出来るようにはなりませんでした。なので殆どの人にとって中高で学んだ英語は社会に出てから「使えない物」となってしまいました。
それではせっかく英語の基本を学んだのに、ちょっと勿体ない。これだけが僕が問題視しているところです。そこで僕が思うところの理想の英語教育の流れをここでシェアさせてもらおうかと思います。
小学校低学年から英語の発音を音楽の授業で
まず、小学生の低学年の時点で「英語の歌」を音楽の授業に取り入れる。そこで英語の発音を楽しく取り入れる。英語の発音に関しては日本語が母国語として完全に固まる前、10歳位までに馴染ませておけばかなり浸透します。
そうすると英語がたやすく発音できるので、その後の英語学習がとても楽になります。そしてみんなそれなりに発音が出来れば、英語を話すことに対する羞恥心もかなり取り除けるのではないかと思うわけです。
中学から週1で英語ディスカッション
そして中学に入りある程度文法知識などを取り入れ、文章が組み立てられるようにすると同時にディスカッションのレッスンを週1で行う。毎回簡単なトピックをあげて、例えば「好きな色」だったら、どうしてその色が好きなのか、またその色が自分をどんな気分にさせるかなど、簡単な内容をクラスで英語でシェアするレッスンです。
この様なちょっとした機会を定期的に設けるだけで、現行の英語のカリキュラムでも社会に出てから「役立つ物」となる可能性が高いと思ったのですがどうでしょう。
根本的に英語教育を変えるのは一筋縄ではいきませんが、この程度ならなんとかなるのではと思ったわけです。なんなら僕がその小学校の音楽の「英語の歌の時間」を受け持ちたいなとも思いました。このちょっとしたキッカケが日本の将来を担う子供の英語力の成長に大きく寄与するのではと思ったわけです。
大局を見る
また今日のレッスンで別の受講者の方とお話させて頂き、最近の僕は目の前の問題にばかり追われて、大きなビジョンを見ていなかったところがあったなと、ふと気付かされたこともあったので、ちょっとまた気を研ぎ澄ませて自分の社会的役割の可能性を広げていければなと思いました。
発音教育を通じて日本人の世界への可能性を少しでも高めていけるよう頑張ろう!
先生は常に向上心と好奇心が沢山あって本当に素晴らしいと思います。いつも力をいただいています。ためになる記事をありがとうございます。 ナナちゃんめちゃくちゃ愛されていますね~。幸せ者です(笑)
ありがとうございます。励みになります(・∀・)大型犬がいる生活はずーっと夢だったので、今かなり充実しています。
「小学校低学年から英語の発音を音楽の授業で」には同感します。ドイツ人の友達で英語をほとんどネイティブ並みに話す若い女性がいるのですが、彼女の英語教育について聞いたことがあります。彼女が通った幼稚園、小学校では英語の歌を聞いて(歌ったのかどうかは覚えていません)それ以外の勉強はなかったそうです。小学校のどの学年までそういう授業だったのかも覚えてませんが、ある学年で、英語圏の国に行き英語の環境に触れたと言っていました。
ですので、DR.D先生のおっしゃる方法は、おおいに期待できる英語習得法だと思います。教育委員会に話しかけてみられてもよいかもしれないですね。
日本の英語教育が変わることを願っています。
やっぱり子供のうちから英語の音に馴染むことがとても大切なんだと思います。良い例をありがとうございます。もう具体案をいろいろと考え始めています。
Dr.D先生の具体案がどんなものかは検討がつきませんが、先生が学校で英語を教えたら子供たちはきっと大喜びすると思います。英語の授業は胸躍るものになるのではないでしょうか。特に音楽は先生の専門でもありますし。読んでるだけで、何だかこちらがワクワクしてきました。ありがとうございます。