声はどの様にして作られるのか?声帯のメカニズムと息と声の関係

breath

Dr.Dの発音コース、「英語声プログラム」ではまずはブレス(息)の使い方から入ります。それは何故かと言うと、英語は息をたくさん使って話される言語だからです。

英語の音がつながって聞こえるのも、また少し遠めに聞くと「シュファシュファ」と息の漏れる音が多く聞こえるのもその為です。

英語の発音は息の使い方から

英語の発音はまず息を上手に使えるようにならなくては始まらないわけです。

例えば”sit”という発音、s音を出してから時間差で母音の i が乗ります。日本語とは息の使い方がかなり異なるのです。

日本語を話すときのような浅い息遣いでは英語はちゃんと発音することが出来ません。そして何より声を作っているのも息なのです。なので発声とは息の使い方に始まります。

今回はその「息」がどの様に「声」に変化するのかを図解を使って説明してみたいと思います。

声は息から作られる

皆さんの首の中心あたりに「声帯」と呼ばれる器官があります。喉仏のすぐ下にあります。声帯は2枚のヒダで出来ています。そしてこの器官は笛のリードの役割を果たします。この2枚のヒダは動かすことが可能です。コントロールすることが出来ます。

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息を吐き出すときにはヒダは離れている状態です。でも喉でグッと息を止めるとヒダは互いにピッタリくっついた状態になっています。だから息が止まるわけです。

そして声を出している状態の時の2枚のヒダは互いにビリビリと共鳴し合っています。ヒダが互いに近づいた状態で息がその間を通過することによって共鳴が生まれます。このあたりが笛のリードの仕組みと同じなのです。

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英語の発音トレーニングではこれを意図的にコントロールできるようにしていきます。そうすると英語の発音もかなり楽に再現出来るようになります。

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About Dr.D 605 Articles
ドクターDイングリッシュの創立者。元プロミュージシャンで英語ボイトレ講師を経て2011年に発音スクール設立。YouTuber歴10年以上。日本の英語教育に発音を普及させるミッションを掲げ邁進中。淡路島で外国人専用Fishing Charterのオーナー船長も務める。

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