音響音声学によるL/R発音を数値化してチェックする方法

日本人の発音の話をすると必ず出てくるトピックがLとRの発音です。

日本語ではLもRの子音も”らりるれろ”の一つの音で発音しているため、その音を二つの違う音で発音すのに苦労する人が多いのではないでしょうか?

一応区別して発音しているつもりだけどしっかりと発音できているのかどうかわからない、という人も多いのではないかと思います。

実はLとRの発音をチェックする方法があります!

音響音声学によるLとRの数値化発音チェック

音響音声学という分野で研究されている方法で、私も大学在籍時に勉強して研究していた分野でもあります。

専門的な話になってしまうので簡単に話すと、音はいくつかの特有の周波数からできています。そして舌や口のポジションなどを変えることでその周波数が変わり、音が変わり、違う音として認識されるようになります。

LとRにも特有の周波数があり、それを音声分析ソフトでみていくと下のような図として見ることができます。”Alive”と発音した場合の図です。赤線で囲まれた部分が”L”の子音です。そして赤のドットでメインの周波数4つを見やすいように表しています。

LとRの違いを見るときに重要なのが下から3つ目の周波数です。ネイティブが発音した場合、3つ目の周波数がLはだいたい2600Hz以上、Rはだいたい2200Hz以下くらいの周波数になります。この周波数を見ていくことでLとRがしっかり発音されているのかどうかをチェックすることができます。

ネイティブ、Dr.D、山田、受講者さん2人の5人にLとRが入っている文を読んでもらいその21個のLとRを分析してチャートに表すとこんな感じになります。

オレンジのドットはLで青のドットはRとなります。横軸はそこまで重要じゃないので基本的には縦軸(3つめの周波数の値)に注目してみてください!(例として対となる単語の音源とその周波数の値も載せています)

ネイティブのL/R発音


Road:1756、Load:2983)

Dr.DのL/R発音

(Correct:1801、Collect:2717)

山田聖大のL/R発音

Red:1872、Led:2798)

受講者さん①のL/R発音

Right:2758、Light:2913)

受講者さん②のL/R発音

(Crime:2183、Climb:2308)

L/Rの発音の数値解析

このようにみていくとLとRの発音がしっかりとしている場合、くっきりとオレンジと青のドットが分かれることがわかります。

ところがまだLとRが不安定な場合、オレンジと青のドットがごちゃ混ぜになっているのがわかります。受講者さん①の場合、LとRがほとんど日本語のらりるれろのような音で区別なく発音されているといえます。

受講者さん②の場合はきちんと発音できている音もあるし、逆の音で発音されてしまっている音もあるという感じで、不安定さが見受けられます。

少し専門的な話になりましたが、発音を科学的に調べることもできるんです!

自分のLとRがきれいに発音できているか気になりませんか?

このような発音チェックの方法で科学的な目線から今のレベルを知ることができます。私の受講さんには発音チェックをしているので興味ある方、発音上達したい方は、ぜひご入会お待ちしています!

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Seidai Yamada

ブリガム・ヤング大学ハワイ校、TESOL学士コース卒業。在学中から教授とアジア人の英語発音習得に関する共同研究を行い、TESOL国際会議にて研究発表を行う。また2015年頃から発音トレーナーDr.Dのもとで発音教授法を学び、現在は大手企業の語学研修も担当している。

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