英語特有の喉が鳴る低音域の使い方

英語発音における低音域(ボトムエリア)の役割

ボトムエリアの役割は、アクセントを置いた後にボトムエリアに音を落とすことによって、その直前の子音が際立ち、聞き取りやすくなります。また、意味の区切りでボトムエリアに落としていくとで、意味の塊もわかりやすくなります。

もう一つは、r,w,yという半母音を発音する時にボトムエリアで少し音を鳴らした状態で助走をつけると、半母音が発音しやすくなります。

英語らしい低音域(ボトムエリア)の出し方

ボトムエリアの出し方は顎・口・舌・喉をリラックスさせた後、「Ha—-」と吐息混じりに声をだしながら、その声の音程をどんどん下げていくと最後に首のつけ根のあたりでカラカラ音がするようになります。

首の真ん中より下の方に手を当てて、そのあたりまで音を落としていくようにすると、手に伝わる振動もバブルが弾けるような振動に変化してくるのでわかりやすいです。

ボトムエリアはボーカルフライともよばれ、揚げ物をする時の油がプツプツ言う感じと、この喉がカラカラ言う音が似ているからそういう名前がついたのでしょう。

母音が強すぎる人には特に効果的

このボトムエリアの練習は声帯を緩めるのに効果的なので、声に力が入りすぎていると感じたらレッスンの最初の方で取り入れるようにします。

ボトムエリアの単語エクササイズでまず脱力をさせます。喉がカラカラ鳴るためには十分に声帯がゆるんでいないといけないので、単語を発声しながらそのつど音をボトムエリアに落としていくことで、自分の声帯の緩み具合も確認でき、声帯を緩める準備体操にもなります。

単語単位でのボトムエリア

単語ごとにボトムエリアに落とせているか、半母音はボトムエリアから押し上げられているかを確認します。また、ボトムエリアに落としたあとそのまま次の単語につなげるということも意識し、単語間がブツブツ切れないようにする注意が必要です。

フレーズ単位でのボトムエリア

単語でエクササイズした後はフレーズエクササイズに移ります。シラブルごとに一定のリズムで発声していきます。文章になり、リエゾンされるとシラブルの頭がほとんど子音になっていることを確認しながら、シラブルごとの子音の粒を揃えていきます。

それができるようになったら、シラブルごとにボトムエリアに落として行き、少しずつテンポも上げていきます。

音をつなぐためのボトムエリア

シラブルごとの発音の後にストレスが置かれているシラブル以外はブレスフローさせながらボトムエリアで繋いでいく練習をします。これもゆっくりから徐々にテンポを上げていきながら練習を行います。

最後に、シラブルごとに一定のリズムで発音していたものをチャンクで発音し、自然なフレーズ練習をします。

英語らしい滑らかな繋がりを得るために

このように、1音1音を調整しながらシラブルごとに、ボトムエリアに落として発音→ストレスを置きノンストレス以外をボトムエリアでつないで発音→チャンクで自然に発音というエクササイズは、自然な流れの発音をつくる基本となっているので、フレーズでの発音がうまくいかない時などはこの手順をとりいれるようにします。

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Atsuko Kujuro

Atsuko Kujuro

認定発音トレーナー

長崎にて学習塾HORSTを経営。中学生、高校生の受験指導(英・数・理)や大人対象に英会話クラス、TOEIC対策クラスを提供。語学マニアで英語の他に韓国語、インドネシア語、フランス語を多少話すことが出来る。また留学経験ゼロながら英語を流暢に操るまでに成長したモデルケースでもある。

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