英語が話せるようになるには英語脳は必要なのか

今回は「果たして英語が話せるようになるには英語脳は必要なのか?」というテーマでお話したいと思います。これに対する私の考えは「必ずしもそうでは無い」という事です。

英語脳とは

「英語脳」とは日本語を挟むこと無く「英語」で考え「英語」で話すことです。英語を話す時にいちいち日本語を介していては時間がかかってしまいスムーズに話すことが難しいため、英語で話すときは英語で考えるのが良いと言われています。

日英バイリンガルの思考

日本人の家族を持ちながらも英語圏で育った完全なバイリンガルであれば、日本語を話すときは日本語の思考、英語を話すときは英語の思考、という風に切り替えて話しているそうです。

私Dr.Dの友人のD君は幼少期をカナダとオーストラリアで過ごした完全バイリンガルなので、そのような思考回路だと言っています。

日本育ち日本住みの思考

しかし私はまともに英語が話せるようになったのは20代後半になってからなので、やはり私自身は日本語の思考で英語を話すことが多い気がします。

さらにここ10年ほどはずっと日本在住なので、英語を使うといっても日本に住んでいる外国人相手や、日本と取引のある相手と話すので、そうなると内容は日本社会が背景にあるものが多くなります。

また日本の固有名詞も挟んだりすることが多くなるので、そういう時は英語で考えて話すのはむしろ不自然わけです。

英語脳は思考を浅くする

特に込み入った内容の会話になると英語で考えること自体不可能です。これまで日本語をベースにした思考で育っているので、英語で考えると思考がかなり浅くなり、内容も浅くなります

ですので、日本社会が背景としてある中では「英語脳」になる必要はないと思うわけです。それでもネイティブに近いスピードで特に不自由なく英語で会話することは出来ています。

発音はスムーズに出来た方が良い

それでもやはり発音は通じるレベルでスムーズに出来たほうが良いでしょう。発音がおぼつかないだけで、それがストレスになって英語に変換するスピードも遅くなるからです。

発音がストレス無くスムーズにいくと、学習スピード、読むスピード、聞いて理解するスピード、英語への変換スピードなど、いろんなことがスムーズに運ぶようになります。

日本育ち海外住みの思考

以前カナダに2年半ほど住んでいた事があります。その時は生活周りの事だと日本語を全く介すこと無く英語を話していました

それは英語社会の中で英語を使用している状態なのでその様になるのがやはり自然で楽なのです。むしろ逆に日本語で話すことのほうが難しい場面も多々あります。使用する固有名詞が英語なので全部英語のほうが楽な場合もあるのです。

この様に英語圏の社会の中で生活をしていると、自然と英語で考えて英語で話すようになるのは自然な流れです。また配偶者が英語話者であればなおさらです。

しかし、海外に住めば英語がスラスラと話せるようになるかと言えば、そうではありません。むしろ日本にいるときよりも多く勉強するくらいの努力が必要です。

英語で考え英語で話すためには、英語の思考を育てなくてはならないので、それもまた大人になってからでは大変です。実際、海外在住歴10年以上の日本人でも英語をまるで母国語のように操れる人はそう多くありません。

まとめ

✔ 日本育ち国内住みで英語を使う人は日本語の思考のままで英語に変換するのが楽

✔ 幼少期を英語圏で過ごした完全バイリンガルは思考を切り替えることが出来る

✔ 日本育ち英語圏住みは英語の思考を鍛える努力が必要

Dr.D
About Dr.D 564 Articles
「英語の声になれる本」(角川出版)の著者。Toronto Jazz Festival出演の元プロミュージシャンで、専門学校のボイトレ講師を経て2011年にドクターDイングリッシュを立ち上げる。 英語のボイトレメソッドを取り入れた日本人向けの英語発音矯正メソッド「英語声プログラム®」を開発。日本の英語教育に発音指導を普及させるミッションを掲げ邁進中。

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