今回の動画のトピックは音読する時に「どうやって英語のリズムをつけるのか」についてお話しています。
まず「英語のリズムってどの様になっているのか?」について見ていきましょう。
英語のリズムの仕組み
英語のリズムはストレスで拍を取るように発音されることで生まれます。ちなみにストレスはこのように乗ります。
“I’ve been thinking of going on a great travel adventure”(太字がストレス)
英語のリズムではこれらストレスの部分が頭拍に乗ります。そしてアンストレス(ストレスを置かない部分)が裏拍にまわります。
これらが交互に発音されることで英語らしいリズムが生まれます。
どの単語にストレスを置く?
そしてストレスを置く単語は内容語という独立性のある単語です。このフレーズの場合だと、「I, thinking, going, great, travel, adventure」にストレスを置いています。
ストレスを置かない単語は?
そしてストレスを置いていない単語は「have,been,of,on,a」で、基本単独では成り立たない補助的な単語です。
ストレスとイントネーションは違う
よくストレスやアクセントとイントネーションを同じ様に捉えてしまっている方がおられますが、これらは別物です。
ストレスは単語の決まった場所に置かれるもので、イントネーションはストレスのリズムのさらに上に乗る感情の波のようなもので、特に決まりはありません。自分が強調したい言葉を強調します。
音読でリズムを安定させて読むには?
今回の動画ではReading Explorerを使用しています。このストーリー本はかなり幅広い教養が得られ、ボキャブラリも幅広く得られることが出来るためレッスンでも結構使用したりしています。
今回の動画で紹介している練習方法は、まず「ストレスを置く単語」のみを抜粋してつなげて読みます。
そしてそのリズムが安定した後でそれ以外の単語も入れて全体を読みます。ポイントはストレスワードを安定させたら、その安定感を崩さずにそれ以外の単語を滑り込ませることです。
この方法で練習すると、英語においてストレスがどのくらい大切かがよくわかります。ストレスワードを並べて発音した時点で、すでに8割くらい完成してしまっているのが分かります。
こんにちは。
I’ve been thinking …のIにはストレスを置く。He got the idea …のHeにはストレスを置かない。違いは何でしょうか?
I’ve been thinkingの I は直後にストレスが置ける単語が無いので 何となく I にも置いちゃってる感じです。ストレスを置かない区間があまりに長くなってしまうので。
He got の場合は gotの方が優先度が高いため、heはgotを際立たせるために引いているといったニュアンスです。