世界トップ校に通うMBA生でも苦戦!英語の発音が通じなくて辛い海外留学

意気揚々と海外の大学に入学したは良いが、授業内容が半分ほどしか聞き取れない。学生同士の会話に入っていけずに虚しい思いをする。

こんな経験をしている日本人は実は大勢います。

海外留学中の人へ

今回はこの様な状況にある海外留学中の日本人に向けて、どの様に英語に向き合えば良いのかについて思うことを書いてみたいと思います。

発音専門オンラインスクールのドクターD イングリッシュにはこんな悩みを持つ日本人が毎年秋から冬にかけて大勢駆け込んできます。(アメリカのMBAは9月入学が多い)

問題は英語力ではなく発音を知らないだけ

意外なことに、留学生の中で発音コースに最も多いのがボストンやニューヨークの誰でも知っているようなトップ校に通うMBA生です。みんなTOEFL100点超えの日本にいたら英語の達人として持てはやされるレベルの人材です。

なのでもしあなたが今こんな状況にあって英語に悩んでいるとしたら、それはきっとあなたの英語の知識が足りないのではなく、発音に問題があるということです。

負のスパイラルに負けないために

この発音の悩みは思った以上に辛い。もともと優秀で自信がある人ほど、あまりに何度も「hah?」と怪訝な表情で聞き返されるうちに自信を喪失します。

そうすると自体はさらに悪化し、余計にボソボソと話す様になり、そうするとさらに伝わりにくくなり、そのうち相手にされなくなってきます。

まず大きな声で話すこと

そういう時はとにかく「でかい声で大げさに音を伸ばして話す」ということを心がけましょう。例えば「What’s the next class?」だと「わ〜ts the ね〜xt くら〜s」といった具合です。

もちろんこれでずっと過ごすわけにはいきませんが、とりあえず気持ちで負けていては英語は話せません。これは本当です。

海外で過ごした経験のある人だとこの「気持ちで負けない」ということの大切さが身に沁みるほど分かって頂けるでしょう。

日本の英語は間違っている

問題の根源は日本人の英語に対する接し方です。

受験英語を始め、日本で受ける英語教育は驚くほど「言語の音」を無視して行われています。

そしてその割にはかなり高度な文脈の理解を求められます。ネイティブでも一生使わない様な高度な構文やボキャブラリを覚えたりします。

そしてその結果、英検1級まで取得したがネイティブ同士が話す会話を聞いてもチンプンカンプンという現象が起こります。

英語はカタカナでは出せない音ばかり

英語の発音は日本語とは根本的に違った感覚で行われています。例えば、「息の音を立てる」「唸り声をあげる」「ストレスで拍を取る」「音が連結して変化する」など。これらはカタカナではカバーすることは出来ません。

英語は音の上に成り立っている言語であるにも関わらず、その源である「音」を無視して、文字だけで勉強してきた結果、会話で成り立たなくてはならない「音のキャッチボール」が全く成り立たない。

発音をやると英語が聴ける様に

しかし英語の発音感覚をある程度体得するにつれて、これまで培ってきた英語の知識を活用できる様になります。

まず「英語が聴きやすくなる」というのが、発音を始めて1ヶ月くらい経った時にほとんどの人が体験することです。

そして伝わる発音へ

そしてその後、徐々に自分の発音が相手に伝わる様にもなってきます。しかしこれは意外と大変で、かなりの練習量が求められます。

まず息の量が足りない、声が前に届かないなど、根本的な発声の問題を克服しなくてはならないからです。

そもそも日本語の発音は子音が弱いため、ほとんど息を使わずに発音出来てしまうので、「英語で使う声」を出せる様にするのも一苦労なわけです。

本気で取り組めば1ヶ月で変わる

練習がどのくらい大変かはこの動画をご覧いただければ分かります。しかし本気で取り組めば彼の様に1ヶ月もあれば根本的に変わります。

発音やって未来を切り開こう!

海外生活で英語が思う様に聴き取れなかったり、相手に伝わらなかったりして悩んでいる人は、とりあえず発音をやりましょう!

そうすると未来がひらけるはずです。

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About Dr.D 593 Articles
ドクターDイングリッシュの創立者。元プロミュージシャンで英語ボイトレ講師を経て2011年に発音スクール設立。YouTuber歴10年以上。趣味はカヤックフィッシングで平均週3で魚釣りをしている。日本の英語教育に発音指導を普及させるミッションを掲げ邁進中。

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