今回の動画では英語のリンキングを出来るだけシンプルにお伝えしようかと思います。
以前の動画でもリンキングの全てをまとめたものがあるので、そちらも合わせてご覧いただければと思います。
目次
今回のお話する内容のまとめ
・リンキングってそもそも何なのか?
・リエゾンとリンキングは違うのか?
・英語は必ず音をつなげなければならないのか?
・リンキングの王道3パターン
リンキングって何?
まずリンキングとは何なのかというところからお話します。英語は単語同士がつながって音が変化することがよくあります。
例えば、This is an apple というフレーズ
これを一つ一つ発音すると /this iz an a pul/ みたいになりますが、これだと途切れた音の連続で、ものすごく言いにくいわけじゃないですか?
なので発音しやすいように、this is は /this siz/、is an は /i zan/、an apple は /a na pul/ みたいな感じで音をつなぐわけです。
こういうのをリンキングと言います。
知らないと聞き取れない?
こんな風に単語同士がつながって少し変化したりするので、そのことを知らないと聞き取れなかったりするわけです。
リエゾンとリンキングは違うの?
また「リエゾン」という言葉に馴染みのある方もいらっしゃるかと思います。英語では Liaison って書きます。
これはもう少し限定的なパターンで、語尾の子音と次の単語の先頭にある母音がつながるパターンのことを指します。
リエゾンは語尾の子音と次の母音の連結
さっきの an apple が連結して /a na pul/ となったパターンです。
単語で発音すると消えかかって聞こえる語尾の子音ですが、次の母音とつながることでしっかり浮き出てくる現象のことです。
リンキングとはもっと包括的な言い方で、音がつながること全般を指します。
まとめるとこんな感じです。
なぜリンキングが起こるのか?
リンキングが起こる理由ですが、これは単純にその方が発音しやすいからです。
なので英語は通常、ほとんどの単語同士がつながることになります。
とは言っても全部つながるわけじゃない
もちろん途中で言葉に詰まったりするとリンキングは切れたりしますし、特定の単語を強調させたいときなどはわざと音を切ったりもします。
一息で発音する部分が全部つながるといった感じです。
ワンセンテンス全体を一息で言いきるわけではないので、それよりももっと短い意味のかたまり単位で音がつながります。
リンキング王道3パターン
今回は例として、もっとも基本的なリンキング王道3パターンを紹介します。
子音+母音(一体化する)
子音+子音(語尾の子音をミュートし頭子音を立てる)
母音+母音(半母音でつながる、また一体化する)
強調させたい単語の前でワザと音を止める
特に強調させたい単語は、リンクさせず、意図的に音を切って独立させることでその単語を強調させることもあります。
特に母音始まりの強い単語(early, always)などは、意図的にリンクさせないことが多い。
I did it earlier.
/ai ‘di dit ‘ear lier/
I always do that.
/ai ‘al weiz doo that/
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