第一回OPETS杯ジュニア争奪全国英語ストーリー暗唱大会
主催:株式会社ファレ
後援企業:株式会社イーオン, The Japan Times Alpha, 桐原書店
当スクールの小学生の受講生(担当トレーナー:渡部哲士)が先日のスピーチコンテストにおいて優秀な成績を収めましたので紹介させていただきます。
幅広い年齢層の中、見事準優勝の獲得
午前10時より21名の全国からの参加者が2つのグループに分かれて予選が行なわれ、10名が本戦へと駒を進めました。
下は小学1年生ぐらいから上は高校3年生ぐらいまでの幅広い年齢差の中でも、とりわけ低学年の活躍が目立っていました。
なかでも、今回ドクターDイングリッシュの受講生である小学6年生の女の子が見事に準優勝を獲得しました。
審査員のお言葉
審査員の先生が途中おっしゃっておりましたが、一昔前の英語のスピーチコンテストはどれだけ演技力を魅せるかが採点の決め手になるぐらいに英語力は二の次と言うほどに英語の発音や本来の話し方に特化していなかったそうです。
最近の傾向ではすべての参加者の英語の話すレベルがほとんどネイティブと同様の発音を捉えていて、確実に次のレベルに進んでいるとのことでした。
私自身の感想も、日本にいながらにして、ここまで英語を学べる環境が進んでいるという事実に驚かされました。
特に、ほとんどの生徒さんが日本人の先生から指導を受けているというのことも新鮮でした。やはり学び方が重要で、英語をどのように学んでいくべきなのかを知っている日本人の先生が増えてきたなと実感しました。
やはり、小さな子供達があれだけ流暢な英語の発音をするのを目の当たりにすると「正しく学べば正しく身につく」ということに確信を持てました。
どの様な指導を行ったか?
そして、今回私が生徒さんのスピーチに対して、どのようにレッスンしていったかについてのお話をします。
今回のスピーチ内容はある家族四人の夕食から翌朝にかけて起こった奇妙な出来事を子供の目線から捉えた心境をベースにして動いていくドラマ仕立てのストーリーで途中で家族のメンバーのセリフが入ります。
彼女自身、持ち前のアクティング力で他の出場者を圧倒するセンスを持ち合わせていたことはいうまでもありません。しかし、それを最大限に生かせたのは、流暢なネイティブらしい表現力が育っていったからに他なりません。
しかし、実際そこにたどり着くには大きな壁がありました。それは「日本語で表現する感覚が抜けない」ことでした。
このストーリーの情景をよく理解しているからなおさらでした。どうしても日本語イントネーションの感覚で話そうとしてしまうのです。
そうなると、どうしてもストレスの位置が通常と変わってしまうのです。そして、その解決策になったのは、ひとえにお母さんが一つずつ娘に言い聞かせてあげたという背景があったということです。
私自身はただただ、その間違っている箇所をお伝えすることしかできませんでした。今回、一番心に残ったのは、お母さんの愛情、家族の愛情があってこその言語の学びだなと涙ながらに痛感しました。
伝えたい人がいて、聞いてくれる人がいる「言葉は人から人に伝わり、それが言語になる」そのことを本番でのインタビューを聞きながら(インタビューをしてくださっていた司会者がすごく良かった)、それぞれの親子の物語があったのだなと印象に残りました。
姉妹そろっての出場者で、一緒に聴き合いながら練習を助け合い、その子供がステージで涙ながらに「お母さんありがとう」と言っていたのには、どれほど親の愛が伝わっていて,それを感じられる子供の感性あってこその賜物だなと実感させていただきました。
コンテストを終えて
私自身、初めてこのような場に足を運びましたが、予想を上回るな素晴らしい大会でした。
代表のご挨拶にもありましたが、日本で英語を学んでいく上での一つのモチベーションになるようにと、さらにはその参加者たちをつなげるきっかけになればという想いにも感激しました。
最後に今回の参加に携わらせていただき、日本における英語教育をささえる方々と情報共有させていただけたこと、同時に、ご出席されていた保護者の皆様のお話を聞かせていただけたこと誠に感謝いたしております。
関係者の皆様,本当に素敵な企画どうもありがとうございました。また来年も生徒様のどなたかと共にこの場に赴かせていただければ幸いです。
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