「なんで英語やるの?」(中津燎子 著)発音できない英語は意味が無いに共感!

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発音トレーナーのDr.Dです。とある受講生の方からこの本について教わりました。とても強く共感する内容であったため皆さんとも是非シェアしたいと思います。

この本は80年代くらいにかなり流行ったそうなのでご存知のかたも多いのではないかと思います。

「なんで英語やるの?」(中津燎子 著)

著者は戦後まだ日本がGHQの占領下にあった日本で仕事のために英語を学び電話交換手として働き、その後アメリカで7年暮らした後に帰国、岩手県に移り住む。

そこで地元では有名な進学校に通う女子高生の留学準備の為に発音指導を頼まれるが、彼女の発した言葉の一つも拾うことが出来なかったことに驚愕!

そこで始めて戦後の日本の英語教育では発音はほとんど教えていない事を知る。もちろんアメリカ人の講師も日本に大勢派遣されていたが、彼らもまた日本人の通じない英語発音を見て見ぬふりをしてきた。

著者が自身の経験で得た英語とはこの様なもの。

  1. 英語は、人間同士の言語で、お互いの意思を伝達するために存在し、あらゆる他国の言語と対等である。
  2. 英語は、ある規定によって発せられた音を伴い、しかも、音を重視する聴覚型言語である。
  3. 英語は、腹式呼吸で発声し、発音する。
  4. 英語は、自他を明快に分ける思考を土台にしている。

また彼女が戦後の日本でとある一人の日系人に習った英語は、4メートル離れた状態でひたすら声に出して英語を読む、といったものだそうでした。ちゃんと伝わるまで何度も同じことをやり直したそうです。

始めは全然相手に声すら届かずに何度も挫折しそうになったが、そのうちに喉を開いてお腹から息を伴って声を前へ飛ばすすべを身に付け、楽になったそうです。

そしてそれが彼女の英語の基礎を築き、同じ電話交換手のなかでもかなり成績優秀な人材になったそうです。

50年たっても変わらない日本の英語教育

これは彼女が1965年頃に経験した事柄です。しかしあれから50年以上が経過していますが、まだ日本の英語教育は本質的には何も変わっていません。

発音の仕方も学校でまともに教えずに「聴覚型言語」である英語を習得することが出来るはずがありません。

そして彼女も強く述べているように、英語は遠くまで響く力強い声を伴わなければちゃんと発音できません。口先や舌の形だけを真似ても、根本的な発声が伴わなければその音は相手に聞こえないのです。

私はドクターDイングリッシュを始めた2011年から、この「英語の発声法」ことを一番つよく伝えてきました。しかし英語を教えている人で、そのことを語っている人は非常に少ない。

なので私はこの英語の「発声法」を是非小学校の低学年のうちから行なうべきだと思うのです。そしてこの活動を生涯を通して行って行きたいと思っています。そうすることで50年後の日本人の英語力は今とはひと味もふた味も変わっているはずです。

 

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Dr.D

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マスター発音トレーナー

発音トレーナーで「英語の声になれる本」(角川出版)の著者。ボーカルトレーナーとしての経験をもとに日本人向けの英語発音矯正メソッド「英語声プログラム」を開発。英語教師や通訳者などのプロを含む毎年100名以上の受講生に発音の個別指導行っている。10回〜20回の指導で発音を根本から変えることが出来る。

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