英語は声を低くして息を沢山吐き出しながら話すと自然とリエゾンし通じやすくもなる

英語と日本語の「発声」の主な違いについて

1、英語は口の前面ではなく、喉側で発声する

英語は声帯を緩め、喉を開いた状態で声を出す。常に口の奥に空間が確保されている状態。その空間で音を響かせる。日本語の発声は英語の発声に比べて声帯に緊張があり、喉が狭まっている。口の前の方で音を出している。

2、英語はボトムエリアに落とすことでアクセントを明確にし抑揚を生じさせている

ボトムエリアとは、喉の力を抜いて声を落としていき、落ち切ったときに喉の振動だけが残った状態(カラカラ音)。英語のフレーズは、強調する音(アクセント)の後に声をこのボトムエリアに落とすことで抑揚を生じさせている。

一方、日本語は喉を閉じることによって一つ一つの言葉を区切る仕組みになっているため、抑揚がなく、最初から最後まで平板に聞こえる。そのため、日本語発音のまま英語の文章を読むと、非常にわかりにくい。

3、 英語は日本語より息をたくさん使う

英語は子音が中心の言語である。子音は息(ブレス)に載せることで成り立つため、息を十分に出すことが欠かせない。また、英語は息の流れを止めずにフレーズ全体を一気に話すため、日本語よりも息をたくさん使う。

息が最後まで続くことが必須なので、腹式呼吸(横隔膜を押し下げるまで深く息を入れる)によってお腹の奥まで十分に息を入れ、瞬間的に吐き切ってしまわないよう、細く長く安定して出していくことが必要になる。

一方、日本語はあまり息を使わない。日本語は子音と母音を同時に発音するため、息がそれほど外に出ていなくても成り立つ。

4、英語は音がリエゾンする(つながる)

英語は、喉が開いた状態で息を出し続けながら話す。すなわち、一つのフレーズの中で息が途切れることがない。そのため、単語ごとに区切られることがなく、音がつながって聞こえる。

一方の日本語は、語句の区切りごとに喉を閉じることで音を明確にし、それがはきはきした話し方だとされる。英語の聞き取りをするときに、日本語のような感覚で単語を聞き取ろうとすると、非常に難しい。

発声の改善が英語発音矯正に及ぼす影響

以下の点に気をつけて英語の発声を改善していくと、以下の効果が現れる(はず!)。

1,喉側で発音できるようになると、日本語のように口の前面で発音する癖がとれて、英語らしい深い声になる

2,アクセントの後に力を抜いて声をボトムエリアに落とせるようになると、アクセントがはっきりし、フレーズ全体のイントネーションが生まれる

3,息をお腹の底まで吸い込み、安定して細く長く吐けるようになると、フレーズの最後まで息を途切らせずに話せるようになり、フレーズのまとまりが生まれる

4,息を途切らせずに話せるようになると、リエゾンが自然に生まれる

5,息をきちんと出し、子音を息に載せられるようになると、子音がはっきりして英語らしくなる

発声セクションの自分の課題

とにかく息!ですね。息をたくさん吸えるようになること、長く安定して出し続けられるようになること。それから瞬間的な喉の緊張をできるだけなくすこと。全体として声をできるだけ低く抑えるよう気をつけ、ボトムエリアにすぐ戻れるようにすること。日常的に練習するようにします。

The following two tabs change content below.

Kamata

Kamata

発音トレーナー認定講座の第一期生。翻訳者(おもに英日、ビジネス系)として英語で生計を立てているが「話す英語」に自信が持てなかったことからDr.Dの発音コースを受講。その後、英語を教える機会を持つようになったことをきっかけに2017年7月より発音トレーナー認定講座を受講し、2018年4月に認定発音トレーナーとなる。

Leave a comment

Your email address will not be published.