今回は「子音クラスター」の発音のコツについてやっていきます。
「子音クラスター」とは
子音クラスター(consonant cluster)とは、子音が連続している発音の事をいいます。(なんだか必殺技みたいな名前ですが)
子音クラスターが使われているのは次のような単語です。
clear, cream, sky, speak, grow…
また子音が3つ連続するのものあります。例えば次のような単語。
script, street, spread, splash…
日本人にありがちな問題
この発音が日本人にとっては結構やっかいで、よくありがちな問題があります。
それは子音と子音の間に母音が入ってしまうこと。
drive /draiv/ ⇒ /doraiv/ など
こうなってしまった場合、何が問題かと言うと「シラブルの数が変わってしまう」ということです。
例えば「clear」、これは本来1音で発音されますが、「clear /kleer/ ⇒ /kuleer/」みたいになってしまった場合、音が2音にバラけてしまいます。
今回の動画では特にこの点を解決する練習を一緒にやっていきたいと思います。
子音クラスターの良い例と悪い例
これが起こりやすいパターンが「破裂音クラスター」の時です。
破裂音クラスターとは「破裂音」から始まる連続子音です。単語例をあげると次の通り。
bruise, blue, try, drive, glad, growなど。全て破裂音から始まっています。
ここで良い例と悪い例の比較を聴いて頂きたいと思います。
bruise, blue, try, drive, glad, grow
いかがでしょうか。ポイントは掴めましたか?
悪い例では共通して「2つ目の子音を独立」させてしてしまっているんです。
例えば「try」だったら /r/ の部分を独立させてしまっているから、音が2つに分かれてしまうわけです。
破裂音クラスターのコツ
こうならないためのコツは、先頭の子音に少しタメを作ります。そして、その後に続く子音と母音を同時に発音することです。
例えば「try」だったら /t/ の部分をしっかりタメておいて、あとは一気に発音します。
破裂音クラスターのエクササイズ
エクササイズを用意したのでここから一緒に練習していきましょう。
My bruise is getting worse
/mai brooz ziz ge ding wers/
(2) clear x3
It’s all clear
/its ahl cleer/
(3) drive x3
I’m good at driving
/aim good dat draiv ving/
(4) glad x3
I’m glad you came
/aim glad ju keim/
(5) please x3
Please do it right away
/pleez doo wit rait duh wei/
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