実践的な英語力習得のための道筋 発音を上達させて基礎を築く

英語発音トレーナーのDr.Dです。実はドクターDイングリッシュは今4月から株式会社クレハ様(クレラップの会社)の日本橋本社にて発音を鍛える語学研修を半年間担当させて頂くこととなりました。

研修のゴールは「発音を鍛えることで主にリスニングとスピーキングのスキルを付け、実践的な英語力の習得を目指す!」というものです。

そこで初日に私Dr.Dが代表して受講される社員に対してワークショップを行うのですが、まず、「どの様な道筋をたどれば実践的な英語力が習得できるのか!?」について詳しくお話させていただこうと思っています。

今回はその中の一つを紹介したいと思います。

日本人あるある英語能力

よく「英語が話せるようになるためにはこれが良い!」なんてのがありますが、ただひとつの事だけを行っていては語学はなかなか使えるレベルにはなりません。

日本人に最も多いパターンは「読んだり書いたり」は出来るけど、「聞けない、話せない」という人です。

英語が実践で使えるようになるためには「聞ける、話せる」といった能力がもっとも大切ですが、そのどちらも日本人にとっては苦手なところです。

どの様にすればもっと英語が『聞ける、話せる』様になるのでしょうか。色々な方法があると思いますが、私なりのその「実践的な英語力の習得までの道筋」を立ててみたので参考になればと思います。

実践的な英語力の習得までの道筋

まずこの様な図を用意しました。この図は「実践的な英語力」を得るまでの道筋を表しています。

自分に合ったゴールの設定

ここで大切なのは、上を目指しすぎないことです。例えばTOEICで500点ほどの人が始めから「ネイティブと英語で交渉事が出来るビジネスレベル」や「ネイティブとほぼ同等に会話が成り立つフルーエントレベル」を目指しても途中で挫折してしまいがちです。

TOEIC500〜600レベルの人であれば、まずは「英語で簡単な電話対応や案内が出来るレベル」を目指してみては如何でしょうか。これだけでもスムーズに出来るようになると全然違いますし、その先もスムーズに伸びていきます。

TOEIC700〜800レベルの人であれば「外国人と日常的な業務やプレゼンなどが成り立つレベル」を目指す。このレベルの人であれば、自分の知っているボキャブラリーや表現がうまく使いこなすことが出来るようになるだけで、そのレベルに到達することが出来ます。

インプットとアウトプットをバランスよく

「聞ける、話せる」英語力を得るためにはInputとOutputをバランスよく行う必要があると考えています。そして常に自分のレベルに合ったコンテンツを利用してこれらを行うことも大切です。

しっかり読み込まないと意味が取れない様なコンテンツではなかなか応用することが難しいので、自分にとって簡単と思えるものを使って練習することをおすすめします。

インプットでは英語のドラマやスピーチ動画などのセリフを真似てみたり、また音読を塊ごとにしっかり内容をイメージしながらスムーズに読めるまで練習したりします。

そしてアウトプットでは、聞いたり読んだりした言葉を別の言い回しに変えるパラフレージングや、パラグラフ単位で内容を要約したりするサマライジングなどが効果的です。

これら全て文章を頼らずに、頭の中だけで完結することが出来なくてはなりません。だから読んで簡単と思えるコンテンツでなくては練習がスムーズにいかなくなるわけです。

そしてこれらInput/Outputの練習を成り立たせるためにはある程度の発音力が必要なのです。

発音力は英語学習の基礎となる

最近は発音の事も見直されて、「発音ができると聞けるようになる」とか言われますが、それは発音力が付くと「持っている英語の知識がアクティベート(活用化)される」からです。

知っていても使えないものを、みんな沢山持っています。それらをアクティベート(活用化)することでリスニング力やスピーキング力が伸び英語力が底上げされます

そして、これらInput/Outputの練習の質が高まり習得スピードが加速します。

発音上達はただ綺麗な英語を話せるようになるためだけではないのです。それ以上に素晴らしい効果が沢山見込めます。

発音が上達すると、音読がスムーズに出来るようになります。発音がスムーズになった分、意味がよりスムーズに入ってきます。

発音が上達すると、ネイティブの真似が上手になります。そうすると、英語の動画でどんどん真似をして練習することが出来るようになります。

発音が上達すると、学んだ英語が使える状態でストックされます。そうするとパラフレージングやサマライジングなどOutputの練習もスムーズになります。

そして会話がスムーズに成り立つようになります。

実践的な英語力の習得のまとめ

実践的な英語力の習得は単調な練習の繰り返しではなく、この様に体系的にトレーニングしていけるとより上達します。

まず自分が目指したいゴールを設定し、その為に今何をトレーニングしているのかを明確にしておくことで、モチベーションも下がりにくく、また着実に伸びることが出来ます。

もう一つ、語学習得には時間がかかります。現時点で全く話せないのに、なんとか3ヶ月〜半年でマスターしたいというのはかなり無理があります。

出来れば年単位で計画を組んで、まずは発音を徹底的に3ヶ月〜6ヶ月、そして動画などでInput/Outputの自主トレを習慣にし、たまにオンライン英会話を受けたりして会話に慣れる。

この様に考えて頂ければもっと実りある学習が成り立つのではないかと思っています。

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Dr.D

Dr.D

代表発音トレーナードクターDイングリッシュ

発音トレーナーで「英語の声になれる本」(角川出版)の著者。ボーカルトレーナーとしての経験をもとに日本人向けの英語発音矯正メソッド「英語声プログラム」を開発。英語教師や通訳者などのプロを含む毎年100名以上の受講生に発音の個別指導行っている。10回〜20回の指導で発音を根本から変えることが出来る。

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