知っている単語でも聴き取れない人は英語のリエゾン、リンキングの性質を理解することが大切

英語は単語同士がつながって発音される性質をもっており、それによりたとえ知っている単語でもピックアップ出来いということが起こってくる。

これは普段フレーズ単位ではなく単語をただ並べるようにして文章を読むクセがついてしまっている人によく起こること。これを克服するためには、まず英語のリンキングの性質を理解することが大切です。

英語が単語同士つながって発音される理由

英語は基本的に息を出し続けながらブレスフローにのせて発音する。単語を一つ一つ発音すると、そのたびに喉を締めることになり、一つのフレーズの中で息の流れが滞る。息を出し続けることで、自然に単語のリンキングが起きる。

つなげて発音することによって伝わりやすくなる理由

リンキングによって子音が際立ち、輪郭がはっきりする。また、余分な音がそぎ落とされ、フレーズ全体のまとまりができる。また、英語は日本語のように単語を個別に発音せず、フレーズ全体をひとまとまりとして捉えることが重視されるため、リンキングによってフレーズ全体を一息で話すことで、英語として通じやすくなる。

リンキングは、単語ひとつひとつを個別に発音する日本人的な英語発音から脱却する手掛かりになる。

1)子音で終わる語+母音(半母音)で始まる語:子音と母音がつながることで、語尾で消えるはずだった子音が浮き出てくる。

2)子音で終わる語+子音で始まる語:「受ける子音」の音をきちんと消す(ミュートする)ことで、「放つ子音」の音がはっきりする。

3)母音で終わる語+母音(半母音)で始まる語:両方の母音を発音すると、喉をいったん締めるので息が止まる。母音と母音、母音と半母音を一体化させることで、音が途切れることがなくなり、シラブル発音がしやすくなる。複合母音になった場合も1拍に収めることでフレーズ全体がコンパクトに収まる。

4)母音に挟まれた「t」が同じポジションの有声音である「d」「l」「n」に変化するFlap Tと、単語終わりの「t」や直後に子音があるときの「t」が無声化するStop Tも、流れを止めないことで、フレーズのまとまりを助ける。

英語は常につなげて発音しなくてはならないのか

基本的には息を出し続けながら話すことで、自然につながることになる。基本はつなげて話す。

ただし考えながら話しているときには途中に間が空くことがあるが、その場合も息をいったん止めるのではなく、喉を開けたままで息を出し続けるようにする。

そして、意味のかたまりごとに話し、そのかたまりの中では中断せずに音をつなげるようにする。そうすると聞いている方は意味が取りやすい。

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Kamata

Kamata

発音トレーナー認定講座の第一期生。翻訳者(おもに英日、ビジネス系)として英語で生計を立てているが「話す英語」に自信が持てなかったことからDr.Dの発音コースを受講。その後、英語を教える機会を持つようになったことをきっかけに2017年7月より発音トレーナー認定講座を受講し、2018年4月に認定発音トレーナーとなる。

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